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2019年05月17日
「祇園 末友」 京都・祇園・日本料理
桜の季節に訪れた「末友」。
玄関を入り、待合に向かうところは桜で演出。
お迎えは桜茶。
ほっこりとする。
焼けた石の上に笹。
そこに皿が乗る。筍、鮑の柔らか煮、木の芽味噌。
春の風情が漂っている。
ボタン海老に、その頭のジュレがかかる。
ふきのとうやウドなど。柔らかな味わいにほろ苦さがプラスされる。
椀物はアブラメ。
よもぎ麩、大根、人参など。やや淡い出汁が徐々に味わいが深くなってゆく。
椀物を味わう醍醐味だ。
八寸。
鯛とコハダの寿司、しじみの時雨煮、イカの肝和え、飯蛸の梅酢・橙酢のジュレ、
ホタルイカ、筍とわさび菜・菜の花・ゴマのソース。
艶やかな盛り付けは、気分を高揚させてくれる。
桜鱒のルイベ。
口の中に入れると体温で溶けてゆく。
香りの変化が楽しめる。
舞鶴のトリ貝。
解禁すぐだが、しっかりと肉厚。
歯を入れると甘味が滲み出す。
伝助穴子のふくよかな味わいとふっくら食感。
柚子胡椒や針唐辛子の辛味がアクセント。
若鮎は、自らの存在を主張する苦味がある。
贅沢な一尾。
松坂牛のしゃぶしゃぶには花山椒。
適度な辛味が松坂牛にはありがたい味方。
この季節ならではの味わい。
炊きたての豆ご飯。
豆の青さとそれに火が入ることで、うまみが出てくる。
ご飯を包むような味わいに感激。
バナナ、イチゴ、グレープフルーツ、ラズベリー、酒粕のソルベ
多彩な味を堪能する。
わらび餅に抹茶。
素敵な時間が流れる両輪であった。
「祇園 末友」
京都市東山区大和大路四条下ル小松町151-73
075-496-8799
投稿者 geode : 01:16