« 「ristorante NAKAMOTO」 京都・木津川・イタリア料理 | メイン | 「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理 »
2019年05月22日
「心根」 大阪・高槻・日本料理
日本料理の「心根」。
枚方氷室台から昨年末、高槻の山奥に移転。
なかなか訪れることができなかった。
5月になりようやく訪れることとなった。
高槻駅からみんなでバスに乗り、30分強山道を走る。
よくぞこのような場所にと感じる。
この古民家を素敵に改装した店内。
ここに入るだけで気持ちが新たになる。
5月ということで主題は立夏。
兜の器に菖蒲。
器を開けるときな粉の香りが鮮烈であった。
ウスイエンドウのあん、鯛のご飯である。
季節の香りと彩りに魅了される。
八寸はヤマブキの葉っぱ。
赤いツボには朝採りの筍と木の芽。
ちまきは車海老の寿司。
車海老の鬼殻焼き。
稚鮎のフライ。
ホタルイカはスモーク。
空豆。
トコブシ。
コゴミのおひたしは秀逸。
よもぎ豆腐。
この仕事振りには主人・片山城さんの思いが募る。
ワラビは有明の海苔巻き。
桜鱒の昆布締め。
ワラビの海苔巻きが嬉しい。
サワラはゆったりとした火入れ。
辛子水菜、ウドの油炒め、日本タンポポ、ウドの醤油。
サワラがなんとも優しい。
桜海老と木の芽のかき揚げ。
サクッとうまみが炸裂。
鹿肉に破竹、タラノメ、間引き人参。
鹿肉の儚い味わいと野菜の出会いがいい。
トリ貝におかひじき、白いちご。
出汁のジュレがかかる。
やや都会的な料理。
平井牛と山城の筍は炭火で焼く。
平井牛の香りが高く、肉を食べているという実感。
筍は甘味を感じる。
ご飯にはおかずあり。
塩ジャケにはスモークを。
松前漬け、キュウリなど。
平飼いの卵。
枕崎の本枯れ節。
お菓子と抹茶で締めくくる。
山の中で食べているという安堵感がなんだか心地がいい。
また季節を変え、やって来たいと思う。
「心根」
大阪府高槻市中畑久保条15-1
072-691-6500
投稿者 geode : 01:53