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2019年05月23日
「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理
カウンター、それも鉄板で料理を作る。
そこで繰り広がられる姿に魅せられる。
北新地の鉄板料理「TANPOPO」のカウンターではいつもそんなことを思う。
冷たいジャガイモのスープには、イクラが入る。
塩分とコクがきいている。
長野県のアスパラガスに豚バラと目玉焼き。
目玉焼きがいい具合にソースになる。
アスパラガスの弾ける歯触りから生まれる青味も嬉しい。
明石蛸に実山椒が入った焼き物。
これは食感の勝負である。
一口目はふんわり、蛸のうまみが歯を包む。
そして実山椒がプチっと当たると香りがやってくる。
鶏の胸肉のふんわりとした焼き具合。
素材の質を見極めた火入れによる技だ。
口の中で駆け巡る鶏肉の液体に心が踊る。
桜海老とスルメの長芋焼き。
ソフトな口当たりから桜海老のサクサク感、スルメの出汁が次第に広がる。
楽しい一皿である。
豚キムチである。
大量のキムチと一緒に調理する。
キムチが相当多いかと思ったが、バランスの良さが流石である。
王道のお好み焼きは豚玉である。
やはり、これがあってこその鉄板焼き。
キャベツはかなり細かく切ってあり、熱が入ることでしなやかになり豚のうまみとも混じり合い、
生地の味わいが変化するのがお好み焼きの楽しいところ。
「TANPOPO」特製の焼きそば。
まずは麺を片面しっかりやく。
液体を加え、麺を柔らかくする。
麺自体の食感が場所によって異なるのが面白い。
これも定番としていつも味わう。
カウンターならではの楽しみを満喫した2時間であった。
「タンポポ」
大阪市北区曽根崎新地1-10-16 永楽ビル6F
06-6344-2888
投稿者 geode : 01:05