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2019年06月04日
「KUROMORI」 仙台・太白・中国料理
「宮城には鮑、フカヒレ、ナマコという中華料理の貴重な素材があるので、
中華料理に向いている場所かと思ったのです。」
仙台の「KUROMORI」という中華料理店の主人・黒森洋司さんの言葉である。
「KUROMORI」は坂の中腹にある。
まずは身体を温めるスープが登場する。
これにて黒森さんの世界に誘われる。
前菜は
つぶ貝、太刀魚、茄子、鴨である。
太刀魚のフリットと鴨のジューシー感は印象的であった。
温かい前菜
大根餅と齋藤豚の焼豚、ミヤギシメジ。
この大根餅が秀逸。ふんわりという食感に戸惑い感動への変化を楽しむ。
蒸し物
比内地鶏の小籠包。
紫うにが乗っかる。ねっとりした食感と甘味。
小籠包の域を超えている一品。
刺身
石巻の真鯛
昆布締めするとにより味わいと舌触りに変化をもたらす。
身の解け具合が嬉しい。
煮込み
気仙沼の吉切鮫尾びれ
黄韮とササニシキ。
圧倒的な味わいと舌を包み込む迫力。
貫禄のある一皿である。
ご飯と一緒に食べるという贅沢を知る。
小鉢
ほや、きゅうり、クラゲ。
さりげなく出てくる癒しの一皿。
煮込み
南三陸の40頭吉品鮑。
この乾燥鮑の実力を思い知る。
噛み応え、並びの底から滲み出るうまみなど考える。
小鉢
トマトの酸味と甘味でスッキリ。
揚げ物
茨城KUROMORI鶏。
名物と言って良い火入れ。
パリッとジューシ〜という表現がぴったり。
お食事
シンプルな麺。
これがインパクトあり。
お土産として購入。
ジャージー牛を使った杏仁豆腐とくるみ飴炊き。
素敵な組み立てと流れに心が踊る。
再訪を願う一軒となった。
「KUROMORI」
宮城県仙台市太白区向山2-2-1
022-211-0306
投稿者 geode : 01:25