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2019年06月19日
「祇園 末友」 京都・祇園・日本料理
建仁寺南門の八坂通りは、日本料理通りである。
「祇園さ々木」「建仁寺丸山」「天ぷら遠藤」「末友」などが軒を並べる。
ワクワクする界隈でもある。
「末友」。
「祇園丸山」「花霞」を経て自店を開店させ10年がすぎる。
昨年は二階に念願の座敷も作り、これからの世界に新たなチャレンジを続ける料理人である。
日本料理の真髄ともいうべき季節感の表現は見事といえる。
この日は甘茶でお出迎え。
季節を考え冷たい。
次は煙の入った器が届く。
蓋をあけると薫香が立ち上る。
初鰹である。
そこに水ナス、スナックエンドウ、ナスタチウム、菊菜のソースとなる。
サプライズ感がある。
八寸は末友さんの世界である。
紫陽花を施した美しさ。
青梅の白ワイン煮。岩梨。
じゅんさい。
蛸の柔らか煮。
丸十 さつまいも。
枝豆。
ゴリの甘露煮。
鯛の柏寿司に酢蓮根。
見た目も麗しい。
椀はすっぽん
すっぽんの卵
ネギ、唐辛子など。
スッキリしていながらこくはたっぷり。
イサキのたたき。
針生姜、生姜、岩のり、チリ酢など。
イサキの香りがこんなにあるとは!
美山川の鮎。
塩焼きにする。骨を抜き、頭と尻尾は落とす。
香りと苦味がいい。
鳥取の夏がき
夏輝というブランド。
身がしっかりしてうまみもあり。
鱧しゃぶである。
鱧は40秒ほどしゃぶしゃぶ。
なんとも味わい深く、余韻も長い。
先ほど外した鮎の頭と中骨は揚げる。
川海老のご飯。
炊き込みゴハンはシンプルにしてうまみも充溢。
デザート。
くずきり、白玉、黒蜜かき氷。
レモンのババロア
桃のジュース ソルベ。
そして抹茶で締める。
いつも安定感のある料理である。
「祇園 末友」
京都市東山区大和大路四条下ル小松町151-73
075-496-8799
投稿者 geode : 01:57