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2019年06月20日
「炭火割烹 いしい」 大阪・福島・日本料理
福島の「鳥匠 いし井」が割烹を始めたという。
「炭火割烹 いしい」である。
外観はなんとなく昭和を感じさせる雰囲気が漂っている。
カウンターと個室。カウンターが眩しい。
最初にこの日使う鰹節を見せてくれる。
本枯れ節で0.01ミリの薄さに削るという。
先付けが出る。
河内鴨、卵カステラ、大間のうに、空豆、白和えなど。
作り手の強いメッセージを感じる。
椀物は毛ガニのしんじょ。
出汁は毛ガニが溶け込み、次第に味わいが深まってゆく。
造りは
たいらぎ貝の炙り。炭火で炙り。
貝の甘味がしみる。
活けの穴子の炭火焼。
炭の香りがかすかに漂い、穴子が一段とうまみをます。
続く毛ガニのリゾット。
リゾットに明太子が入り、わずかだがピリリとするのがリゾットを成長させる。
賀茂茄子の白味噌。実山椒が入る。
賀茂茄子の身がほどけ、白味噌との相性に驚く。
本ミル貝には大間のウニ、ハスイモ、土佐酢、ノリとなる。
味を重ねることで、もう一つの味わいが生まれたという印象を得た。
冬瓜には味噌と冬瓜の皮の梅煮。
この皮がいい仕事をしていた。
揚げた胡麻豆腐にあん。そして生のコショウ。
食感と香ばしさが新たな味覚を作り出す。
アカムツの焼きおにぎり。
秀逸な味わい。サイズもちょうどよく、嬉しい一品。
アカムツの塩焼き。
ふっくらと炭火の力を借りて焼き上げたアカムツの本領発揮。
炊きたての白ご飯。
甘味が素敵だ。
出汁巻きが出る。おかずとして最高だ。(画像無し)
デザートはパートブリックにクリームチーズと小豆。
細巻きでいい組み合わせ。
ミルクアイスに甘夏、フィンガーライムなど。
水出しの烏龍茶。
柔らかな甘味が生きている。
これから新たな挑戦をしようという心意気を感じる時間だった。
「炭火割烹いしい」
大阪市福島区福島7-17-11
06-7708-4692
投稿者 geode : 01:06