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2019年06月21日
「カハラ」 大阪・北新地・創作料理
北新地の飲食業界を牽引してきた「カハラ」。
いつ頃からオーナーの森義文さんと親しく話すようになったのだろう。
若い頃、森さんの著作を貪るように読み、それを作ったこともあった。
思えば傍若無人な行為であった。
少年野球が大リーグでいきなりボールを投げるようなものだ。
そんなことを思い出しながら「カハラ」のカウンターに座った。
食前酒は大阪柏原で採れるナイアガラの生ワインである。
喉を潤す。
キャビアにスイカの皮、オクラ、細巻海老、卵豆腐
という組み合わせには一瞬驚くが口に含むと、バランスの良さに驚く。
八寸の器は森さんの漆塗り。
モッツアレラ、蒲焼、牛肉と糸こんにゃく、鱧のラー油ソース、じゃんさい、
熊本の生牡蠣など。ジャガイモのリングも健在である。楽しい。
海苔と吉田牧場のカチョカバロ。
これは鉄板。
しらすにサマートリュフ、玉ねぎ、山椒オイル、淡雪塩。
この塩が優れもの。たっぷりかけても塩分控えめ。
カラスミそば。
そばとカラスミとオイルのバランスの妙が生み出す味わい。
冬瓜を器にした料理。
鮑、うるい、キクラゲ、根パセリ、細巻海老の頭。
それぞれ味を含ませ、器に盛る。
楽しい炊き合わせだ。
カリフラワーとトマトジュース。
口内スッキリ。
クレソンのサラダ。
蕎麦の実がいい仕事。
ステーキミルフィーユ。
これは定番にしてスペシャリテ。
ガーリックチップとわさび。
賀茂茄子や糸瓜。
淡雪塩も大活躍。
この月のご飯は珍しくフカヒレ入りキーマカレーだ。
中に温泉卵も入る。
サイズの小さいピーチパイン。
これが甘い。芯まで食べられるのがすごい。
タピオカ入りプリンにコーヒー。
これが素敵なこと。
チャイで締める。
まだまだ前進の勢いを感じる。
「カハラ」
大阪市北区曽根崎新地1-9-2岸本ビル 2F
06-6345-6778
投稿者 geode : 01:41