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2019年10月09日
「MOTOI」 京都・富小路二条・フランス料理
京都市中京区にあって大きな敷地と建物。
レストラン「MOTOI」は貴重な存在である。
シェフの前田元(マエダモトイ)さんは中華料理を10年間学び、
そこからフランス料理の世界に転じ、フランス料理の方が長くなった料理人である。
古い町家を改造し、見事なレストラン仕様となった。
この日は蔵での食事となった。
ヘーゼルナッツ。インドのスパイスを効かせている。
これは中華の風合いを感じる。
小さなアミューズ。
右から胡麻団子、クラゲ・セロリ・カボチャ、白玉団子の生ハム、モッツアレラチーズ。
楽しいラインナップだ。
鱧の落とし、ミルクの泡に柚子の香り、中には松茸も同居する。
季節の賜物である。
ヤイトカツオは軽くスモークをかける。
ゴーヤにマッシュルーム、春巻の皮を崩して一緒に食べる。
この季節ならではのカツオの味の深みに喜ぶ。
鳥取の海藻バター。
豆乳クリームを使う。
鴨のフォアグラ。塩麹を使う。
洋梨のコンポート、ヨーグルトに黒蜜のソース。
フォアグラは柔らかさを感じる。塩麹の力強し。
ホタテにはパン粉、エスカルゴバター。
なめこのソース、イカ墨のリゾットが付け合わせ。
この取り合わせは重層的な味わいを作り上げる。
メダイのポワレ、大原の野菜をふんだんに(40種以上)使う。
京都で料理を作ることの意味合いを考える。
ソースは魚の出汁に白ワインとトマト。
うまみはどんどん増してゆく。
仔牛はフランス産。
周りを炭火で仕上げる。
ナスのキャビアを添える。
プラムのアイスにバジルのゼリー。
梨のコンポート、クレープ、バニラアイス、梨のソース。
まとまりのある一皿。
小菓子。
キャラメル。
前田さんの世界観を楽しんだ。
京都ならではの世界が生まれている。
「MOTOI」
京都市中京区富小路通二条下ル俵屋町186
075-231-0709
投稿者 geode : 01:18