« 「花門」 京都・ANAクラウンプラザホテル京都・日本料理 | メイン | 「ELK KAFFE」 大阪・西天満・コーヒー »
2019年11月05日
「Kotaro Hasegawa Downtown cuisine」 東京・御徒町・フランス料理
午後8時を過ぎるとシャッターが全て閉まる商店街にポツリと灯がともる。
まるで小説の一節に出てきそうなシチュエーション。
そこに「Kotaro Hasegawa Downtown cuisine」はある。
オーナーシェフは長谷川幸太郎さん。
ボキューズ・ドールの日本代表にもなったシェフである。
こじんまりした店内。
今回は4名での食事であった。
まず最初に供されたのが 牡蠣と牛肉のタルタル。
キヌアのサクッとした食感もいいアクセントなり、
この組み合わせは見事な出会いを示してくれた。
一品目からテンションが上がる。
続いてはホタテの料理。
トマトのコンソメの酸味も素敵、ブロッコリーはアーリオオーリオ。
キャビアは塩味とコク。
ホタテの甘味も引き出されている。
バターは升に入る。
アワビのジェノベーゼにナス。
ジェノベーゼという発想がうまいもんを知り抜くシェフならでは。
スッと歯が入るナスの食感もいい。
足赤エビの料理。
大麦のリゾットが下にあり、エビのブイヨンを泡立てる。
ジロールが乗る。
ジロールの濃厚さとエビの甘味がコーラスを奏でる。
フォアグラのポワレには栗のピュレ、そしてパンドエピス。
火入れの具合や栗との相性など技術の高さを知る。
甘鯛のウロコ焼き。
カリッとしたウロコの香ばしさ。
和食にも負けない味わい。
丸ナスのエチュベ(蒸し煮)がきいている。
メインは近江牛にカブのロースト。ジャガイモ。
カブと牛肉のコラボレーションは最強かもしれない。
ヌガーグラッセにライチの泡。
頬が緩むデザートだ。
器は古伊万里などシェフが集めたものばかり。
料理と器のコンセプトがぴったり。
料理はシェフ一人、サービスはマダムの担当。
今後進化が約束されたようなレストラン
季節が変わるとまた出かけたい。
「Kotaro Hasegawa Downtown cuisine」
東京都台東区台東4-2-11 1F
03-5826-8663
投稿者 geode : 01:18