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2019年11月12日
「京、静華」京都・岡崎・中国料理
待ちに待った「京、静華」のリニューアルオープンである。
場所は以前と変わらず。
だが、店内は大改革、カウンター席となった。
主人・宮本静夫さんも御年68歳にして初めてのカウンター。
「長らく仕事を続けたいので、
一人でもできるスタイルと考えるとカウンターがいいのでは
と思ったのです」と。すごい決断だ。
確かに一人でやれるかもしれないが、お客様と対面するプレッシャーもあるはずだ。
それをやってのける宮本さんの意識と精神力には感服である。
そして何より料理が進歩しているのが真骨頂である。
この日のメニュー。
七谷鴨と雑穀。
鴨の塩加減が麗しい。雑穀はヒエ、きび、粟、麦、黒米。
最初から攻めの姿勢だ。
中華風お刺身。
カワハギ、大根、ルバームのジャム、クラゲ、カワハギの肝。
混ぜ合わせるとお刺身になる。
春巻きとシャーベット。
春巻きには鶏、ココナッツ、枝豆、えび、落花生。
シャーベットはナシにマーラーの味わい。
これには驚いた。春巻きとマーラー味が美しい交わりをみせる。
この才能はなんだろう。
フカヒレ。
上湯には金華ハム、鴨、牛モモ、豚のスネなどを使う。
このフカヒレ料理も比類なき味わい。
鱧の豆豉炒め。
銀杏とむかご入り。
繊細かつダイナミックな味わい。
牛肉の山椒塩 蒸し焼き。
この風味と牛の脂とのハーモニーがいいのだ。
焼き飯。
はらりとした口当たりが素敵だ。
トマト麺。
いつもの杏仁豆腐。
お代わり必至!
出来立てフルーツティー。
胡麻団子で締める。
なんともすごいリニューアル!
また通いたくなる気持ちを駆り立てる店となった。
「京、静華」
京都市左京区 岡崎円勝寺町36-3 2F
075-752-8521
投稿者 geode : 01:28