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2019年11月27日
「ル・ミュゼ」 北海道・札幌・フランス料理
「ル・ミュゼ」のオーナーシェフ 石井誠さんはアーティストである。
料理人になる前は画家を目指していた。今も、器を作る。
そのセンスの高さたるや見事なもの。
料理と器の融合も「ル・ミュゼ」の楽しみの一つである。
(10月の料理)
メニューには「北海道 豊かさ 多様性 秋」と記されている。
料理毎にテーマがある。
アミューズが3点。
森 「ル・ミュゼのテーマ『生態系自然観』をテーマに」
森というテーマにはひとつの想いがあります。
この土地の生態系、自然の多様性があるからです。
天然キノコのエッセンス ノボリリュウ 札幌黄のラヴィオリ
キノコのスープにノボリ龍というきのこ、札幌黄は玉ねぎの香りと甘味。
小粒ながらもインパクトあり。
海 北海道の豊かな海をテーマに。
厚岸牡蠣 ヨード キャビア
牡蠣と昆布のエキスが融合し、豊潤な海を感じる。
蝦夷アワビ 玄米リゾット 小別沢産 名古屋コーチンの卵
プレゼンテーションも素晴らしく、アワビの食感やリゾット・卵との組み合わせに唸る。
キンキと平目 浅利のジュ ホウレン草のブレゼ イクラ
浅利とサフランのソースが果たす役割が大きい。
平目のムニエルにブールブランの泡もいい感じだ。
躍動
北海道の豊かさ、多様性をテーマに
様々な野菜とハーブ
混ぜて食べる。大地の滋味を味わう。
青
江丹別ブルー オリーブオイル 熊石のフルール ド セル
ブルーチーズと洋梨のアイスクリーム
テンションを変える。
秋
深まる秋 日々色づく景色
グリエした肉 今回は鳩 秋茄子 銀杏 バターナッツ 紅葉
鳩の優しを感じる料理であった。
栗
モンブラン 白い山 山頂を覆う雪のように
言葉のイメージ通りのモンブラン 軽い。
シェフの攻める姿勢が楽しい。
「ル・ミュゼ」
北海道札幌市中央区宮の森1条14-3-20
011-640-6955
投稿者 geode : 01:18