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2019年12月27日
「ヴェーナ」 京都・夷川室町・イタリア料理
今月3周年を迎えた「Vena ヴェーナ」。
ゆったりとしたカウンターの心地の良さは格別である。
キノコのスープに雲子のフリット。
黒トリュフがけ。温かなスープから始まる。
なんとも蠱惑的なメニューなことか。
続くはヤイト鰹。長崎産とのこと。皮目は炭火でカリッと焼く。
タマネギのピクルスや菜の花、カラスミなど。
そして青リングのソースときた。全身トロのようなヤイト鰹の香りが素敵だ。
バスク豚の肩ロースを5時間ほどかけて作ったプロシュート。
中には長大根が仕込まれている。
この大根の味わいが秀逸。
ホッキ貝とカブラのサラダ仕立て。
赤カブ、白カブなどが加わる。
さっぱりした味わい。
ズワイガニとカリフラワーのタリオリーニ。
優しい味わいが胃袋を包み込んでゆく。
ラビオローネ。
大きなラビオリのこと。
湯がくとこんな感じになり、中にはパルミジャーノと卵黄。
中からとろりと卵黄が溢れ出る。
このとろみ感がたまらなき興奮を誘う。
メインはシャランの鴨。
優しい火入れ。
胡椒のプレス、塩、フキノトウと黒にんにく。
海老芋のフリットも付け合せ。
鴨の血と赤ワインのソース。
デザートはプリン、ミルクのジェラート、苺。
最後まで気がぬけないコース仕立てであった。
進歩著しい料理の仕上がりである。
「ヴェーナ」
京都市中京区鏡屋町46-3
075-255-8757
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年内の「おいしいコラム」は本日12月27日が最終となります。
一年間ご覧いただきありがとうございました。
年始は1月6日から再開いたします。
来年も引き続きご愛読いただきますようお願い申し上げます。
投稿者 geode : 01:03