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2020年01月10日
「祇園 大渡」 京都・祇園・日本料理
大晦日の昼。
恒例の「大渡」である。
何かのきっかけで大晦日も営業していることを知り、
それなら昼ご飯をということになった。
大渡さんの元気な姿を見て年を越すというのもいいものだ。
定番の柚子風呂から。
柚子釜の中には白子、かに、アワビ、ウニが入る。
温かでコクのある一品で、一気に「大渡」の世界に飛翔する。
てっぱい。
ぬた和えである。あん肝のねっとり感がたまらない。
針アーモンドの歯ごたえと香りがいい。
セコガニの蒸し寿司。
セコガニだけを食べるのはあるが、蒸し寿司に仕立てたところが流石だ。
ご飯が入ることでセコガニの印象が変わる。
生姜ではなくすぐきの漬け物だ。
白味噌の椀物。
中身にはなんとフカヒレが入った雑煮である。
薄く切った大根が雪の様子を伝える。
ぶり。
5日間熟成したもの。
身と脂のバランスが非常によくすっと脂が溶け、さっぱりとした味わいに感動を覚える。
辛味大根と山山葵の仕事が素敵だ。
富田林の海老芋の唐揚げ。
海老芋は富田林に限ると、大渡さん。
肌理の細かさなどが秀逸である。
炭床で鳩を焼く大渡さん。
フランス産の鳩は重湯で食べる。
冬の定番となっている献立。
タレはうなぎのタレと鳩の血などが加わる。
クルトンはくわいを使う。
記憶に刻みつけられる一品。
蟹を持つとこの表情に!
蟹はしゃぶしゃぶをして、とろみのある蟹のあん。
工夫を感じる料理。
ご飯のお供が現れる。
炊きたての白ご飯。
なんとも甘い。
蟹の出汁。
味に深みがある。
自家製のからすみ。
塩分濃度が淡い。
ご飯に乗せる。お代わり必至の献立。
本わらびを使うわらび餅。
抹茶で心地がよくしめる。
ここで一年の外食は終わる。ありがたいことである。
「祇園 大渡」
京都市東山区祇園町南側570-265
075-551-5252
投稿者 geode : 01:54