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2020年01月24日
「富小路 やま岸」 京都・富小路六角・日本料理
主人の山岸さんの全力投球が、食べ手の心を揺るがす。
1日3回転、予約がずっと詰まっている。
山岸さんのパワーを改めて感じたのであった。
12月の記録。
お迎えの清酒。
向こうにあるのは手を温めるための器。
粕汁。
ほっこり。寒い冬には嬉しい。
香箱蟹の飯蒸し。
身体がどんどん温まる。
柚子釜。蕪蒸し。月光百合根のコクが印象に残る。
たらの白子、なめこ、ばちこ、ウニなどが入る。
朝にとれた本モロコ。
今では貴重な食材。苦味とうまみのバランスがすごい。
フグの白子の酒蒸し。
とろり贅沢。
椀物は伊勢海老に海老芋。
井戸水だけで余分な味付けなし。
この潔さが料理の力となる。
まよいカツオ。
複雑で濃密な味わいには感動を覚える。
丹波の丸大根は井戸水だけで炊く。
「これで十分旨みが出るのです」と。
上にカラスミ。完結の味わいに驚くことしきり。
焼きガニである。
素直に喜ぶ味わい。
甲羅焼きには白ネギ。
うっとりするのであった。
サバ寿司が並ぶ姿は圧巻。
海苔を巻いて食べると唸る。
名物のウニ。
定番だが、これが現れると再びテンションが上がる。
真鴨と九条ネギの椀物。
がっつり胃袋を掴む。
炊きたての煮えばな。
甘さが溢れている。
ご飯のお供がうれしい。
洋梨のすり流し。
焼きれんこん餅。
抹茶で締める。
流れに起伏があり、人気が出るのは当然だと思う。
「富小路 やま岸」
京都市中京区富小路通六角下る骨屋之町560
075-708-7865
投稿者 geode : 01:29