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2020年01月31日
「オルトレヴィーノ」 神奈川・鎌倉・イタリア料理
じつに居心地の良いレストランである。
ドアを開け、店内に入った瞬間から
どこか懐かしい、温かい空気に包まれたような感覚を味わう。
12時の予約。
「ちょうど到着される頃を思いながらフォカッチャを焼き上げました」と。
これまでのフォカッチャのイメージを覆すようなスパイスのきかせ方がじつに刺激的。
食べた途端にお代わり必至だと思った。
前菜、パスタ(ハーフポーション)、メイン、デザートというコースにした。
前菜でレバーパテを選んだ。
秀逸の一品。まず温度が温かい。
薄切りのパンの上に乗るのだが、口に含み温度が上がると香りが膨らむ。
レバーの香りが上品なのだ。
ブラータチーズのサラダ仕立て。
空輸されたばかりのチーズの瑞々しさとコクのバランスが素敵すぎる。
トマトの甘味と酸味の融合で、見事な前菜となる。
カルボナーラ。
自家製のスパゲッティである。
豚肉の薫香と脂分から滲み出るうまみに胡椒の辛味や香り、
卵のまろやかさなどが一体となって貴重なカルボナーラが完成する。
パッケリにはラグーソース。
ミートソースなのだが、パッケリが自家製なので乾麺とは全く食感が異なる。
これは衝撃であった。
グニュっとする歯ごたえにソースが絡むというテクニックと構築が見事だ。
チーズのコクも大きな役割を果たす。
白インゲン豆とサルシッチャのスープ。
同行の知人のメニューだが、惹かれる。
ローストビーフ。
このボリュームに嬉しくなる。
ボリートミスト。いわゆる西洋風おでん。
スープの深みを味わう料理だと思った。
値打ちある一皿である。
デザートは栗の粉が入ったクレープ。
栗のハチミツもかかり、濃厚さに感動した。
エスプレッソで締める。
自宅近くにあれば、通ってしまうレストランだ。
「オルトレヴィーノ」
神奈川県鎌倉市長谷2-5-40
0467-33-4872
投稿者 geode : 01:14