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2020年02月28日
「ラ・ルッチョラ」 大阪・福島・イタリア料理
大阪・福島の人気店「ラ・ルッチョラ」が移転してしばらく経つ。
建築デザインは木島徹さん。人気の建築家である。
外観はシンプルそのもの。
中に入るとキッチンの道具がなければ和食の佇まい。
木島さんのテイストが随所に光る。
その中でシェフ鈴木浩治さんは、料理を作る、喋る、スタッフに指示をだす。
流れに全く無駄はなく、あたかも自然体のように見えるのがすごい。
前菜は、ブルスケッタ。
マスカルポーネにキャビア。キャビアの塩分とコクで料理への誘い。
続く前菜は、フグのカルパッチョ。
3日間寝かして身が馴染んだところに白子のソース。
胃袋が素直に反応する。
次なる前菜はブッラータ。
ブッラータはフレッシュチーズ。水牛のチーズの中に生クリームが忍ぶ。
マスカットやピスタチオ、オレンジはちみつで食べる。
爽やかさとコクがいい具合で混じり合う。
バーニャカウダ。
ソースの塩梅がシェフらしい、濃厚かつ優しい。
野菜の滋味が生きる。
パンは香ばしい。
フランスビゴール豚のつくね。
分厚い味わいにパスタとソースが絡む。
可愛いボリュームもここならでは。
的矢の牡蠣のスパゲッティ。
牡蠣のほろ苦さとソースの乳化が素敵で、あっという間に食べてしまう。
弾力のあるクエは3日間寝かせたもの。
サルサベルデという古典的なソースを合わせる。
苦味とコクがクエに負けない力を持つ。
近江牛のイチボ。
菊芋のピュレとフライの存在が大きいが、
やはりイチボの香りと味わいがあってこそと感じる。
ティラミスとパンナコッタの饗宴。
二つの合わせ技に嬉しくなる。
エスプレッソで締める。
1時間半強で食事は終了。
楽しく時間は過ぎていった。
「ラ・ルッチョラ」
大阪市福島区福島5-7-3
06-6458-0199
投稿者 geode : 01:49