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2020年03月11日
「御料理 ふじ居」 富山・東岩瀬町・日本料理
「御料理 ふじ居」のご主人、藤井寛徳さんとは色々なところで会ったことがある。
富山港燈台前にある豪奢な旧家を見事に蘇らせた建物。
庭が見えるカンターは素敵なロケーション。
座るだけで優雅な気分になる。
立春大吉 季節の便りだ。
開けると菜の花と生口子。
一気にテンションが上がる。
椀物は里芋しんじょう
甘海老にふきのとう。季節をしっかり感じる。
淡い出汁の加減がいい。
お造り。
ヒラメである。エンガワの厚いうまみは鮮烈だ。
珠洲の塩で十分に味わいが引き立つ。
イカ。
アンコウの肝。
このサイズは稀有だ。
イカの造りは食感と甘味が違う。
ホタルイカ。
照明を消すと光る。
生でパチパチ弾ける。
アンコウの肝はさっと出汁で炊いただけ。
爽やかでコクがある。
ホタルイカは味わいの深みを感じる。
蒸した稲荷寿司。
温かい稲荷寿司も新鮮である。
八寸がずらりと並ぶ。
鮑に大豆の含め煮 能登のナマコ イクラの醤油つけ
粟麩の田楽 白身魚 ふきのとう味噌の最中 魚のすり身のカステラ
焼き物は鱒。
スキッとした味わい。
はこべらの胡麻和え。
春の苦味を感じる。
ぶり大根。
ぶりの姿は見えないが味わいはぶり大根。
アラでしっかり出汁をとり、大根を煮込む。
熊うどん。
熊はバラとロースを使用。
これは秀逸。
能登の大納言を使ったきつね面。
抹茶で締める。
日本料理が持つ季節感をまさに体感する時間であった。
「御料理 ふじ居」
富山市東岩瀬町93
076-471-5555
投稿者 geode : 01:52