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2020年06月15日
「和ごころ泉」 京都・四条仏光寺・日本料理
夏が近づいてくると「和ごころ泉」の鮎が食べたくなる。
焼いているのに、揚げているように感じる。
ここでしか食べることができない鮎。
この日は、奥の座敷であった。
先付けは
汲み上げ湯葉に、雲丹、山形県の山菜・あいこ、土佐酢のゼリー。
コクがありインパクトあり。
椀ものは
鱧のしんじょ、よもぎ麩、梅にじゅんさい。
この季節ならではの椀種。
すっきりした出汁の魅力。
造りは
モンゴイカに目板カレイ
マグロに金目鯛
素材の力が押し寄せてくる味わい。
舞鶴のとり貝。
炭で炙りながら食べる。甘さがじわっと滲んでくる。
こちらの八寸は秀逸。
卵カステラ、八幡巻き、たこ、一寸豆、鴨ロースには花山椒など
細やかな仕事によって、それぞれの味わいの輪郭がしっかりしている。
もう一つには
ちまきと鯖寿司。
鯖寿司は生だが、寿司飯との相性が抜群であった。
そして名物の鮎。
全身、綺麗に鮎が持つ脂分で揚げるように焼かれた鮎。
毎回、記憶にとどまってゆく。
アタゴの岩牡蠣は海のミルクが詰まっている。
賀茂茄子には白味噌、粟麩に万願寺唐辛子に実山椒。
ほっくりする味わい。
新ショウガごはん。
フルーツは
びわ、マンゴー、さくらんぼ
わらび餅に白玉
抹茶で締める。
日本料理の季節感や器の妙をしっかり楽しむことができた。
「和ごころ 泉」
京都市下京区匂天神町634-3
075-351-3917
投稿者 geode : 01:27