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2020年06月24日

「ディーバ」 大阪・天満・フランス料理

相棒は、牛肉を食べ赤ワインを飲みながら
「こんな店で男が一人で食事ができたら格好いいです」とつぶやいた。

レストランで、一人食事をするのはなかなかハードルが高い。
この日は男二人でラジオ番組の話や、彼が秋に出版プロデュースする本のことなど、
いろいろな話題で盛り上がる。

メニューは至極シンプル。
前菜、主菜、デザートで4500円という価格。
中尾シェフ一人で作る。

前菜にはホワイトアスパラガスとイワシのスモーク 半熟卵添えにした。
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アスパラは3本、イワシも3切れ。

まずスモークの匂いが口に広がる。
イワシの適度な塩分と脂分の重なりにアスパラの爽やかな甘味と香り。
ストレートに胃袋に届き、喜びを感じる。
また卵は素敵な緩衝材となり、素材をつなぐ。
気持ちが豊かになってゆく。


主菜は牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。
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がっつりである。
ナイフを牛肉に入れた時の崩れ具合、そして口に運ぶ香りは赤ワイン。
牛肉の味わいと、ゼラチン質の溶け具合が見事にワインと融合している。

付け合わせも人参、空豆と最小限に止める。
シェフは「人間だいたい三つぐらいの味しか判断できませんから」と。
確かに、前菜も主菜も皿の中には3つの素材しかない。

デザートはクレームブリュレとアイスクリームにした。
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アイスクリームはピスタチオ。
ブリュレはバニラビーンズがしっかり。

エスプレッソで締める。
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しっかりフランス料理を食べた実感。
日常使いをしたい一軒である。

「ディーバ」
大阪市北区池田町7-7
06-6882-5676

投稿者 geode : 01:12