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2020年06月25日
「ラトリエ・ド・ギニョール・エ・マデロン」 大阪・西天満・フランス料理
豪快な料理を食べた。
「あまから手帖」で古典派フランス料理の騎手として取り上げた料理人である。
いつも古典を念頭に置きながら料理を作る。
昨日のコラムに登場した「ディーバ」の中尾シェフとご一緒した。
シェフも気に入り「今度はランチに来ます」と挨拶をした。
ここはランチもディナーも同じメニュー。
南森町界隈はランチ激戦区だ。
そんな中、一人で厨房をあずかる料理人にとって
ランチの渦に巻き込まれるのは得策ではない、と判断をしたのであろう。
基本は二皿構成。そこにスープをつけてもらう。
前菜はフォアグラのテリーヌ。
フォアグラの食べ方としてはかなりの優れもの。
ブリオッシュがつき、これもうれしい。
ねっとり感と口中温度で溶け出す具合なども素晴らしい。
ボリュームもたっぷりだ。
テンションが高くなる。
スープはグリンピースのポタージュ。
濃度があるのに淡雪のような感じがすごい。
満足度高し。
つい食べ過ぎてしまうパン。
主菜は牛タンの赤ワイン煮込み。
牛タンに赤ワインの味がしっかり入り、心が動く。
フランス料理の基本、煮込みの美学が貫き通される。
デザートは、モンブラン。
パイナップルのムースが仕込んであり、甘酸っぱい香りがする。
バシュランのサクッとした感覚もいい。
イチゴのエクレアは生地とのバランス良し。
ピスタチオのアイスクリームもボリュームあり。
デザートでも攻めてくる。
若き頼もしいシェフの料理が楽しい。
「ラトリエ・ド・ギニョール・エ・マデロン」
大阪市北区西天満3-6-27 シャトー南森町 2F
06-6809-7415
投稿者 geode : 01:47