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2020年08月05日
「トランテアン」 神戸・神戸ポートピアホテル・フランス料理
ホテルのフランス料理を食べる。
それはチームの仕事だと強く思った。
神戸ポートピアホテルは、かつて「アラン・シャペル」のレストランがあったところだ。
ホテルにおけるフランス料理店のあり方を知る貴重な一軒である。
この日は、長いテーブルに向かい合わせで食事をとるスタイル。
程よい緊張感もご馳走である。
時にはこのようなシチュエーションもいいものだ。
始まりは
とうもろこしの冷製ポタージュ パリソワ仕立て
パリソワ つまりパリソワーズ コンソメジュレとポタージュの二層
夏にはふさわしい一品であり、懐かしさを覚える。
マナガツオとキャビアのディスク
ヴィエルジュソースとキャビアクーリーのアクセント
セルクルで抜いた円筒形の料理である。
キャビアの塩分がいい働きをする。
淡路 北坂養鶏場’もみじ’卵の浮島仕立て
玉ねぎのブイヨンを注いで
ブイヨンの濃さが卵と出会った時に弾けるうまさ。
考え抜かれた料理である。
リヨン名物クネルドポワソン ナンチュアソース
オマール海老と夏野菜を添えて
リオンのクネルは カワカマスを使う。
ふんわりした食感に甲殻類のソースがアクセントなる。
懐かしさを感じる。
丹波産夏鹿とフォアグラのパイ包み焼き
ブルーベリー風味のジュソース。
最近パイ包み焼きは再びポピュラーなメニューとなった。
夏鹿の旨みにフォアグラのコクをプラス。
極めて理屈に合った料理である。
ナチュラルチーズの一皿
トマトのデクリネゾンとバジルムース
ソルベフロマージュのパルフェ仕立て
パティシエチームの力である。
ミニャルディーズ。
ソースの力を再認識する料理であり、
フランス料理の歴史などを知るいいディナーであった。
「トランテアン」
神戸市中央区港島中町6-10-1 神戸ポートピアホテル31F
078-302-1111 (代表)
投稿者 geode : 01:48