« 「蕎麦流々 千角」 京都・祇園・蕎麦 | メイン | 「和食晴ル」 京都・高倉綾小路・日本料理 »
2020年08月17日
「やきとり あお山」 神戸・夙川・焼鳥
ずっと気になっていた一軒。
親しい友人からも聞いていた。
小さなカウンターの中に炭床がある。炭と網の距離が近い。
黙々と鶏を焼くのが主人の青山正人さん。
コックコートに身を固め、コック帽もきちんとかぶる。
まさに西洋料理のコックさんという佇まい。
こちらの気持ちもシャキッとする。
この地で店を開いて今年で29年目を迎えるという。
隣で客席の動きなどを観察し、サポートするマダムの姿も素敵である。
若いスタッフ2名の動きも無駄なく美しい。
突き出しは、鱧の落とし。
やや甘めの玉味噌がいい感じ。
ササミとずり
ササミはしっとり、ずりは弾力あり。
肝は胡麻油。とろりと甘い。
鮮度と質がものをいう。
ハツ。
プルンとした歯ごたえとうまみ。
ネギマ。
タレの甘味とネギの辛味がポイント。
サラダで箸休め。
皮。
塩の威力で味わいが変化。ゼラチン質の魅力。
肝。
火が入ると、チョコレートのような甘味が生まれる。
コンソメ。
正統派洋食店の風格が漂う。
牛肉のたたき。
さすがステーキ店出身の仕事を感じる。
つくね。
店の特徴が出る。ジューシィな感触は見事。
トウモロコシ。
鮮烈な甘味。
焼きなす。
生姜がじつに麗しい相性を示す。
手羽先。
がっつりとかじる。旨みをたたえたジュがほとばしる。
オクラにベーコン、玉ねぎ。
ここでリセット。
フライパンを振る姿はコックそのもの。
カレー。
これは懐かしい。
かつて大阪の北新地にあった「オリンピック」というステーキ屋さんの味わい。
そこの出身ということもあり、その味が継承されていた。
ガーリックライス。
人気店ということを実感する。
流行る要素が満ち溢れている。
「やきとり あお山」
西宮市羽衣町10-41
0798-33-1182
投稿者 geode : 01:00