« 「MAKIBI」 大阪・西天満・イタリア料理 | メイン | 「カフェ・ド・ノール」 北海道・札幌・コーヒー専門店 »
2020年09月15日
「一之船入」 京都・河原町二条・中華料理
「一之船入」の店主・魏嬉之さんの料理はいつも刺激的である。
常に新たなことにチャレンジしようとしている。
京都の伝統を尊びながら、新たな中国料理を作り上げてきた料理人の一人。
夏野菜と魚介の料理。
鱧、うに、ホタテにトマト、きゅうり。
そこに魚介でとったジュレをかける。
季節感と爽やかさを感じるスターター。
エビとホタテとイカを穴子で巻き揚げる。
穴子の脂分がじつに素敵なアクセントとなっている。
迫力のある料理でテンションが上がってゆく。
フカヒレの姿煮込み。
魏さんは「フカヒレは上湯より白湯のほうが味が乗ります」と。
確かにフカヒレ自体には味がないので、そこにどのような味を加えるかが仕事。
白湯の味が濃厚で、魏さんの仕事に思いをはせる。
伊勢海老に苦瓜、ズッキーニにカラスミ。
苦瓜の苦味が伊勢海老に与える力は大きい。
カラスミのコクもうれしい。
牛すじとナマコの煮込み。
「煮込みの魏」と呼ばれる魏さんの技だ。
牛すじのうまさは格別だが、ナマコの食感は見事だ。
シンプルな玉子チャーハン。
ホッとする。
空芯菜と冬瓜。干しエビのスープ。
ほっこりしてかつ余韻が長い。
台湾風マンゴーのかき氷。
いつもながらの多彩な料理を楽しんだ昼食であった。
「一之船入」
京都市中京区河原町二条下ル一之船入町537-50
075-256-1271
投稿者 geode : 01:40