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2020年10月23日
「料理屋 しん谷」 京都・中書島・日本料理
京阪中書島駅から歩いて3分ほどのところにある日本料理店。
以前、「センプリチェ」という人気のイタリア料理店があったところだ。
古い町屋をうまくリノベーションした店内。
入り口を入ると、左にテーブル、右手にカウンターがある。
コースもあるが、単品で注文することもできるのが嬉しい。
清酒を飲む人には江戸切子の酒杯。これは美しい。
魅力的な料理が並んだ献立が楽しい。
先付けは、黒イチジクとアワビ。
豊潤な甘味をたたえたイチジクには胡麻クリーム。
アワビには肝ソース。
相性の良さは王道だが、これで気持ちを掴まれる。
明石の伝助穴子。
炙りで供される。弾力があり食感から発する甘味。
わさびをたっぷりつけても脂分のおかげで香りだけが残る。
すっぽんの小鍋仕立て。
店主が以前仕事をしていた「花錦戸」という店ではすっぽんを良く使う。
その技が生きている。
スープの味わいの奥行きの深さとすっぽんのゼラチン質。
素敵な一品だ。
土佐のカツオの藁焼き。
藁の香りがふんわりと香る。
すっぽんの出汁入り卵焼き。
すっぽんのコクが楽しい。
松茸と穴子の天ぷら。
季節ならではの味わい。
黒毛和牛テールの味噌煮込み。
骨からスルッとほぐれるほどよく煮込まれたテール。
味噌のコクが気持ちを豊かにする。
これは次回も必至の献立だ。
ヤンバル豚ソーセージ炭火焼。
プチっと溢れる味。
栗と銀杏のご飯。
ほくほくと秋の味わい。
シャインマスカットの大福。
梨にセトマスカット。
居心地の良い日本料理店である。
「料理屋 しん谷」
京都市伏見区表町582-1
075-748-7111
投稿者 geode : 01:02