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2020年11月02日
「飛」 石川・金沢・寿司
噂はずっと聞いていた。
野々市市の「太平寿司」で25年修業をした職人が独立した寿司屋。
最初は個室でのスタート。
アテから。
真ハタはレモンと塩、醤油の2種類。
まとうだいは昆布締め。
それぞれ個性を出しながら胃袋は喜びを覚える。
毛ガニは温かい寿司と酢の物
このコンビネーションは秀逸だ。
コハダ、ごま、大葉、しんこ。
元来「太平寿司」の賄いで供されていた献立。
それをピンピンのコハダでメニュー化。
新鮮で美味。もう少し欲しいぐらい。
マグロのたたき。
マンジュ貝のタレ焼き。
弾力ある食感に旨みが溢れる。
ここでカウンターが空いたので移動。
しめ鯖の炙り。
じんわりと脂が浮き甘味が増す。
うなぎの手巻き寿司。
ボリュームがあり存在感が大きい。
甘エビは味噌とわたの2種で食べる。
これは清酒が欲しくなる。
白えびも濃厚だ。
のどぐろの蒸し寿司は鮮烈。
塩と昆布と酒だけで味付け。
脂分がすし飯に届く。これは傑作だ。
さあ、握りが始まる。
ミル貝。
コリっとうまい。
炙り漬けのネギトロ。
この発想は興味深く、印象的だ。
いくらの醤油漬け。
赤イカは包丁目を入れ、炙る。
甘味がぐっと増す。
マグロの香りが麗しい。
穴子は官能的。
海苔の椀物があり、干瓢で締める。
非常に気持ちのいい食事であった。
金沢の寿司屋のリストがまた一軒増えた。
「飛」
金沢市尾山町12-8
076-255-2768
投稿者 geode : 01:28