« 「六曜社珈琲店」 京都・河原町三条・コーヒー店 | メイン | 「蜀江」 京都・二条城前ANAクラウンプラザホテル京都・中国料理 »
2020年11月17日
「Droit ドロワ」 京都・寺町荒神口・フランス料理
フランス料理のソースを考える食事であった。
場所は京都の「ドロワ」というフランス料理店。
シェフの森永宣行さんは、研究熱心、考える人である。
岡山吉田牧場のコダカ(36ヶ月熟成)とカルダモンを加えたグジェール。
チーズの風味とカルダモンの香りが素敵な出会い。
ヒグマのタルティーヌ。
フランスのサンドイッチだ。
ヒグマに柿を合わせる組み合わせがうれしい。
ジビエが一気に柔らかくなる。
鰻と根セロリのスープ。
風味はコニャックとローズマリー。
内臓が綺麗な浮き実となり、出色の料理といえる。
捌きたての鰻を使ったようだ。
ラングスティーヌとリードヴォー、フヌイユの料理。
甲殻類のクリームソース クリュスタッセ。
コクと風味、王道の隙のない組み合わせに心が踊る。
フランス料理のソースの力を改めて感じた。
王様椎茸とフォアグラ。
50年熟成のシェリービネガーのソースを。
フォアグラの甘味とコクにソースの酸味が寄り添う。
椎茸の旨みにもぴったりの微笑みを投げかける。
マナガツオのポワレ ライム風味。
ソース・オーシャブリ。
ライムの風味が漂い、マナガツオの口どけと共にソースが味わいを深めてくれる。
素敵な一皿。
沖縄黒毛和牛経産牛の40日熟成のサーロイン。
ソース・ボルドレーズだったのだが、
赤ワインにシャトーダッソーを持ち込んだ人がいたので、
ソース・シャトーダッソーとなった。
なんというコクであろう。
経産牛はふくよかな味を醸し、ソースが絡まると円熟味が生まれるのであった。
贅沢な一品。
サンマルセラン、マジアグリ、コダカという吉田牧場のチーズにシェーブル。
定番の森永プリン。
フランス料理が持つ醍醐味を楽しんだディナーであった。
「Droit ドロワ」
京都市上京区東桜町49-1
075-256-0177
投稿者 geode : 01:13