« 「グリルフレンチ」 京都・小川通御池上る・洋食 | メイン | 「白 tsukumo」 奈良・三条町・日本料理 »
2020年11月27日
「モトイギョーザ」 京都・柳馬場四条上ル・餃子
前田 元さん。マエダ モトイ と読む。
その名前を冠したレストラン「MOTOI」は京町家を素敵に改装したフランス料理店である。
前田さんは中華料理の経験が10年あり、その後フランス料理に転向
(というより初めからフランス料理志望であった)10年以上の歳月が流れる。
どこかに中国料理の要素が時たま顔を覗かせ、それが個性ともなっている。
餃子好きの娘さんのために作った餃子を「パパ餃子」としてコロナ禍に販売、
かなりの人気を呼んだ。
そして11月22日、ついに餃子専門店を開店させたのである。
まずは前菜に
鶏胸肉の冷製コンフィ よだれ鶏ソースがけ
鶏肉は冷製コンフィなのでしっとり火が入る。
緩やかな弾力とソースをつけた時の旨みの凝縮感がいい。
餃子は4種類あり。
プレミアムパパ、モトイ、豆豉、セロリ
プレミアムパパはニンニク無し、豚肉、エビ、キャベツ、ニラ、パクチーが入る。
「最初はオリーブオイルと塩で食べてみてください」とのこと。
餃子自体がさっぱり。オリーブオイルは寄り添う感じだ。
ラー油、醤油、酢もいいが、まずはオリーブオイルでというシェフの気持ちがわかる。
餃子を食べ終わると〆のポトフ。
スープに餃子と大原の朝採れ野菜が入る。
野菜が濃厚な味わいでスープとぴったり。
この日はここでストップしたが
餃子と野菜を食べた後にはご飯とチーズを入れオジヤになるという。
ポトフが入った鍋は神戸の「カセント」というスペイン料理店の
最後に供されるオジヤの器と同じものだ。
餃子屋というが、また新たな世界が見えてきた。
「モトイギョーザ」
京都市中京区瀬戸屋町470-2
075-212-9896
投稿者 geode : 01:42