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2020年12月04日
「洋食おがた」 京都・柳馬場御池・洋食
「あまり魚が入っていないのです」とオーナーシェフの緒方博行さんが話してくれた。
駿河湾の定置網に、大きな魚がかからないというのだ。
「でも入った魚できちんとやります。イカや桜エビはいいです」と。
メニュー選びが楽しい洋食屋である。
サラダを選択。
コールスローは突き出しのように出てくる。
酸味と甘味のバランスが見事で気持ちが入る。
ポテトサラダ。
仕事が細やかで、エネルギーが伝わってくる。
山科の農家で取れた野菜サラダ。
苦味も適度に感じられ、食べるリズムが生まれる。
根菜はピクルス仕立てだ。
桜エビのフリット。
これを上等かっぱえびせん、と称した人もいた。
甲殻類の旨みが詰まった感じで、いくらでも食べられるなと思う。
神頭イカのフライ。
柔らかな食感と味噌のはじけ具合がいい感じである。
鹿屋市ふくとめ小牧場 サドルバック種の豚の骨付カツレツ。
骨付の味わいの濃厚さがたまらない。
脂分のキレイなこと、すっと胃袋まで到達し、消えて行く。
紅ズワイ蟹のクリームコロッケ
蟹だ、蟹だと叫びたくなる濃さ。
ビーフオムライスカレー
オムライスだけでも十分楽しめるだが、カレーまでうまい。
追いカレーがついてくるのもうれしい。
プリンにエスプレッソ。
洋食の理想的なコースを満喫した。
毎週でも通いたい一軒である。
「洋食おがた」
京都市中京区柳馬場押小路上ル等持寺町32-1
075-223-2230
投稿者 geode : 01:51