« | メイン | »

2020年12月09日

「お料理 山田」 大阪・北新地・日本料理

二度目の「お料理 山田」
開始時間は第二部の20時半。満席である。

北新地に向かうタクシーで
「今年は地獄です。本当にお客さんが新地に出ていないんです」
と運転手さんから聞いたばかり。
しかし、ここは満席。

勢いがある。

「あん肝を低温で調理しています。70度で60分。
 かぶらはすりおろして、とろみポン酢です」
という言葉とともに届けられたあん肝。
20120971-copy.jpg

温かいあん肝ポン酢である。
「お料理 山田」の世界にグッと引き込まれる。


おしのぎはセコガニの寿司だ。
20120973-copy.jpg

カツオ茸にタラの白子をピュレ状にしてかける。
お腹が温まり食事に向かって胃を整える。

椀は赤甘鯛。
20120975-copy.jpg

酒蒸しした甘鯛にかぶらを被す。
大阪菊菜、一番出汁に甘鯛の骨入れコクをだす。
味わいが重層的だ。

造りは鯛。
20120976-copy.jpg

昆布をすりおろして加えた醤油。粘りあり。
高山真菜に高山金時。

氷見のブリは焼き霜にする。
20120979-copy.jpg

苦味のあるクレソン、大根、ナスタチウム。
米酢と醤油がドレッシングになる。サラダでブリを食べるという感覚。

レンコン饅頭にフカヒレ。
20120980-copy.jpg

香茸でとった出汁に蜂蜜。縮みほうれん草。
白味噌仕立てだが、その淡さがいい。

金目鯛に大根とせり。
20120981-copy.jpg

このわたで取った出汁との合わせ方が見事。

熊本黒毛和牛のサーロイン炭火焼。
20120984-copy.jpg

かぶらをすりもろみ醤油。
海老芋は富田林から。

炊きたて白ご飯はおかずとともに。
20120988-copy.jpg

すじこ 山椒とちりめんじゃこ 半生の黄身の醤油
生カラスミ 白菜、キュウリに塩昆布

車海老を使ったカレー。
20120990-copy.jpg

海老の味わいがすごい。

山葵のアイスクリーム。
20120992-copy.jpg

緩急のついた素敵な流れ。
帰り際に、他のお客さんは全て次の予約を入れていた。
その姿がこの店のすごさを物語る。

「お料理 山田」
大阪市北区堂島1-5-36 Rich K.BLDG. 2F
06-6743-4074

投稿者 geode : 01:18