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2021年02月09日
「瞬」 静岡・葵区・鰻割烹
静岡駅からタクシーで約20分。
こんなところに飲食店があるのかと思うようなロケーション。
お屋敷である。
カウンターに男性ばかり5人であった。
まずはからすみ餅から始まる。
カウンター内の炭火で餅は焼かれる。
ふっくらとして粘りある餅に内包されたからすみ。
塩分が柔らかく、最初からうっとりである。
串に刺された鰻
右から肝、ひれ、えりである。
この美しさで鮮度がわかる。
レンコンの素揚げ
レンコンは輪切りではなく縦斬り
肝のソース。
レンコンの粘りに驚き。
肝焼き
苦味を楽しめる火入れが素晴らしい。
椀物
百合根饅頭の牛肉
百合根に対する仕事の緻密さ。
出汁との塩梅の良さに感銘を受ける。
鰻巻きとえりを使う。
えりの弾力と濃密な味わい。
これは初めての経験である。
鰻は右が養殖 左が天然 皮の色が違う。
白焼きは天然
蒲焼きは養殖
ヒレを焼きのりで巻く
サクサクとした食感と香ばしさと海苔の香りが見事な相性。
クセになる。
白焼き。
皮目はサクッとして身は弾力がある。
焼きの技術に脱帽であり、喉から胃袋に届く満足感。
経産牛を「サカエヤ」の新保さんが手当を施したもの。
右がフィレ
左がロース
この味は新保さんの手当てと主人・岡田さんの焼きの技術の賜物。
鰻重。
蒲焼きも弾力があり、鰻をしっかり食べているという実感。
締めは、なんとソフトクリームであった。
鰻という素材をいかに扱うか。
考えることの多い食事であった。
「瞬」
静岡市葵区有永260-1
054-294-7178
投稿者 geode : 01:00