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2021年03月12日

「喫茶ジラフ」 京都・四条寺町・喫茶店

以前、モーニングが好きなコーヒー店があったのだが
ご主人が高齢で数年前に店を閉じた。

そのあとどんな店になっているのか、興味があった。
ようやく訪れることができた。

「喫茶ジラフ」とある。
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この時代には珍しく喫煙可と書かれている。


「喫茶ジラフ」は二階にあり、細く急な階段を上る。

カウンターとテーブル席という様子はほぼ以前と同じだ。
テーブル席に座る。各テーブルに灰皿がある。

まずは食べることから。

オムライス、ナポリタン、ペペロンチーノ、きのこと白ネギの明太クリームとある。
迷いながらナポリタンを注文。

しばらくしてナポリタンが届く。
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ボリュームあり。
スパゲッティはやや細い。

パルメザンチーズが添えられている。
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ナイフとフォークの置き方もユニーク。
「タバスコはお使いになりますか?」と。
「いいえ」と答えたが、後から少し後悔をした。

まずスパゲッティが熱々である。
ベーコンのコク、トマトの酸味と甘味のバランス。
野菜の風味など懐かしのナポリタンを彷彿される。

少量のタバスコを振った方が味わいがより浮き彫りになったかもしれないと思った。
次回は、オムライスを注文したい。

食後にプリンとコーヒー。

コーヒーの抽出を見る。
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少しだけお湯を入れ、蒸らしている感じ。

普通はそこからお湯を注ぐのだが、
なんと蒸らしの際に出た濃厚な液体は捨ててから抽出にかかる。

コーヒーが届いた時に聞くと
「最初の数滴はえぐみがありますので、それを捨ててから抽出します」とのこと。
おそらくそのスタイルに適した焙煎が施されているのだろう。

苦味はあるが、すっきりとライトな飲み口であった。

プリン。
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しっかりとした舌触りで、ナポリタン同様懐かしのスタイルだ。

プリンのバリエーションが少なかった時代の味わい。
作り手の意思をはっきりと感じる。

この「喫茶ジラフ」、また訪れてみたい。

「喫茶ジラフ」
京都市中京区中之町583-10 メインビル 2F

投稿者 geode : 01:01