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2021年05月18日
「日本料理 研野」 京都・東大路丸太町・日本料理
小さなカウンターで繰り広げられる「研野」ワールド。
日本料理に中華のスパイスを巧みに組み込む技がすごい。
うすい豆の豆腐に山葵のジュレ。
視覚に訴える力強さと味わいがリンクする。
主人の酒井研野さん。
もち豚の焼豚。
ワラビとふきのとう。
苦味をきかせた美しい組み合わせ。
明石の鯛。
ねっとりとうま味が滲んでくる。
鯉の造り。
山くらげ、わけぎ、山うど。
四川山椒のオイルが加わるだけで印象は変わる。
けんけんカツオ。
新タマネギ、黄ニラなど。
ポン酢はマイヤーレモン、三宝柑、柚子。
柑橘の香りがよく合うのだ。
椀ものは伝助穴子。
根曲竹の香りもよし。
出汁が決まる。
金目鯛には黄味醤油。
海苔の香りと綺麗な戦いである。
短角と黒毛和牛。
短角は赤身のうまさ。
黒毛和牛は脂身の甘さ。
中国くわい、魚醤に空心菜。
面白い取り合わせ。
春野菜。
トマト、ホワイトアスパラガス、スナップエンドウにごま酢。
箸休めで締めへと向かう。
大根ピールにエゴマの白菜、ちりめん山椒に山くらげ
大根のビール漬け、エゴマの甘酢など。
ご飯のおかずが並ぶ。
しじみラーメン。
中華麺は手打ち。
スープが値打ち 鶏、豚、牛に金華ハムを使う。
胸肉のミンチでクリアに。
イチゴパフェ。
古都華、よもぎのアイス、さくらんぼなど。
楽しいデザート。
締めのコーヒーは嬉しい限り。
食べる側のニーズを見事に汲みとった料理であった。
「日本料理 研野」
京都市左京区岡崎徳成町28-22
075-468-9944
投稿者 geode : 10:00