« | メイン | »

2021年05月28日

「Restaurant Koke」京都・室町二条・スペイン料理

4月にオープンしたばりの「Restaurant Koke」
場所は京都室町二条。

外観が黒を基調にした建物。
中庭があり、その奥に「Restaurant Koke」がある。
室町通りからのアプローチも素敵だ。

店内に入るとカウンターとテーブル席。
カウンターの存在感もあるが、今回はテーブル席とした。

シェフは中村有作さん。
神戸の「カセント」や東京の「マルタ」などで仕事をした料理人。
ソムリエも「カセント」でシェフソムリエを勤めた大山達也さん。
マダムは大阪の「Hajime」や京都の「チェンチ」でサービスを担当したさちこさん。

シェフは京都の「水」に多いに興味を持ったという。
一品目の画像はないが、亀岡七谷地鶏とここの水だけでとったスープ。

クリアにして味わい深い。

次は大間の雲丹とマスカルポーネ、香味海苔

山羊のチーズにレモン 黄ビーツ
酸の使い方が秀逸だ。

 

宮津のとり貝。

アーモンドのガスパッチョ 金時草など
風味の扱いが楽しい。

 

パンは温かさを保つ

 

小蕪とフラン

菜の花や貝類の緑のソースが印象的
インパクトはあるが優しい。

 

タパスが4種

 

スペインの生サラミ ペコリーノチーズのサブレ

 

27ヶ月の生ハムにアコウ 

 

アジのマリネ 山芋とドライトマト

 

塚原の筍 木の芽 独活など

どの皿もシェフの地域や季節へのアプローチを感じる。

 

メープルシロップのチュイルにはフォアグラ
薬草スパイスのジュレ

これも世界観が漂う一品。

 

キャベツを使った一皿

相当数のハーブとホエーのソースと一緒に食べる。
キャベツに新たな命が生まれたような感覚を覚える。

 

オオキジハタ

長ネギのピューレは貝類の出汁やバターで風味をプラス
ほろ苦さが生きて、ハタの味わいが変化する感じだ。

 

南草津の「サカエヤ」が手当てをした沖縄の経産牛

ジャガイモのピュレ 発酵させた黒にんにくのピュレ
この経産牛の味の深みはシェフの技術の賜物
それぞれの想いが見事に重なった料理である。

 

おじや

器は師匠「カセント」の福本シェフからの贈り物。

滋賀県の米を使い、生ハムなどで出汁をとる。
身体も精神も温まる締めとなった。

 

ドリンクはチョイス

 

画像忘れだがチーズ

 

暖かいフィナンシェ アマレット・バニラのペースト

山羊のミルク 新たなるモンブランの登場である。

 

ブルボンナッツのキャラメリゼ
ボンボンショコラ

刺激的なデザート。

 

中村シェフのやりたいことが詰まったレストラン
京都いう地域で、新たなチャレンジが始まった。

考える力を持つシェフの料理と向き合うのはじつに楽しい時間である。

 

 

「Restaurant Koke」
京都市中京区蛸薬師287 ido 1F
075-223-5055

投稿者 geode : 11:32