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2021年05月31日

「小松 ~CUCINA ITALIANA~」 京都・一条油小路・イタリア料理

この春 開店したばかりの「小松 ~CUCINA ITALIANA~」

店名に「小松」とついているからシェフは小松さんかと思っていたら、
「小松」はシェフ石田さんの祖母(小松姓)が70年以上住み、
そこで飲食業を営んでいたため、その「小松」を継承し
新たな歴史を築くための店名なのである。

素敵な物語だ。

町屋を改造し、一階はカウンター、二階はテーブル席とした。

カウンターはとてもコンパクトな作り。
キッチンも同様で親しみやすさがある。

 

新ジャガイモのクリームスープ。

玉ねぎの甘味やキャビアのコクで刺激的な始まりとなった。
季節の贈り物だ。

 

稚鮎と山菜のフリット

赤ピーマン、万願寺唐辛子、玉ねぎ、トマトのピュレ添え。
このピュレの存在がイタリアの匂いを感じさせる。

 

水牛のモッツアレラ グリーンアスパラガス
パルマの生ハム、パルミジャーノ

ザ・イタリアンというメニューで安心を覚える。
王道の組み合わせは裏切らない。

 

金目鯛のムニエル
サフランやウイキョウの香り

結構ボリュームと厚みのある味わいで心地よさを覚える。

 

パスタはトロフィエ

菜の花、カラスミ、雲丹のバランスと
トロフィエの食感が調和する。

 

牛煮込みを包み込んだパスタ
若ごぼうとそのパウダー

新鮮な味わい。

 

七谷鴨 炭火で火入れ
新玉ねぎ、タケノコ。

鴨のギリギリまでの火入れには驚く。
新玉ねぎの甘さも迫力を添える。
香りが魅力的だ。

 

デザートはイチゴ

ピスタチオのジェラートにイチゴのメレンゲ
そしてイチゴ。

 

エスプレッソに
マカロン パイナップルのパウンドケーキ チョコレート。

 

流れの良い食事であった。
独自の世界を作りたいという意識がしっかり伝わってきた。

 

 

「小松 ~CUCINA ITALIANA~」
京都市上京区油小路通一条上る元百万遍町557
075-285-3696

投稿者 geode : 20:19