« 「京、静華」 京都・岡崎・中国料理 | メイン | 「中國菜 奈良町 枸杞」 奈良・奈良町・中国料理 »
2021年08月18日
「髙橋謙太郎」 大阪・北新地・寿司
数年前にとあるパーティーでお目にかかったことはあったのだが
なかなか伺う機会がなく、ようやく訪れることができた。
店に勢いがあり活気に満ちている。
これは大切なことだ。
人が醸し出す雰囲気は主人の気持ちが大きく左右する。
カウンターに蛸が置かれる。
かなりのサイズ、気分が高まる。
握りから始まる。
アワビは真ん中の部分だけを使う。
柔らかくもしっかり食感と香りが秀逸。
夏野菜の一皿。
ナスビ、カブラ、万願寺唐辛子の茎、タマネギ、オクラが入る。
さっぱりとしてとろり。身体を活性化してくれる。
蛸の歯ごたえは、ジャストの火入れから。
鱧、タレ焼きの重層的な味わい。
寿司飯とのマッチングが見事。
椀物は、クエと甘長唐辛子。
甘長唐辛子のほのかな苦味がクエをランクアップ。
新子とコハダ、親子の共演。
この共演は今の季節ならでは。
思わず笑みがこぼれる。
青瓜の弾ける歯ごたえが嬉しい。
新子は美しさと酸味のマリアージュ。
コハダのしっとりした食感と香り。
鰻の照りは魔物
鰻は鳥飼ナスに合わせる。
ほろ苦さがいい感じ。
イカは、包丁目から生まれる甘味が心地が良い。
マナガツオの煮付けに南京
甘さの偉大なこと。
キスの溌剌とした味わい。
のどぐろの適度な脂がご飯との相性を高める。
トウモロコシと鱧の子のプリンで一休み。
天然のビワマス
ねっとりさ加減が半端ではない。
サザエは肝を巧みに使う。
中トロは肌理の細かさと香り。
ほうば蒸し
毛ガニと赤インゲン豆、うっとりする。
イワシの鮮度に驚く。
天草の紫うに
これは海のミルク。
マグロのづけ
香りが鮮烈。
さっぱりと味噌汁
穴子のソフトな口当たり。
卵焼きはスフレを想起させる。
豆乳アイスクリームにシャリのポン菓子
バリエーションに富んだ楽しい時間が流れていった。
「髙橋謙太郎」
大阪市北区曽根崎新地1-7-5 バサラビル4F
06-6347-9555
投稿者 geode : 11:14
