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2021年08月27日
「antica locanda MIYAMOTO」その1 熊本・新屋敷・イタリア料理
衝撃のあか牛であった。
「antica locanda MIYAMOTO」のオーナーシェフ・宮本けんしんさんが
薪の炉で焼いた牛肉のインパクトは大きかった。
鹿児島の経産牛と熊本のあか牛。
これまでのそれぞれの牛に対するイメージを変えたほどであった。
昼間は、阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクトの現場で
あか牛の生産現場にいた。
そこでは生産者の橋村義宣さんと技術顧問の服部法文さんに説明を受けながら牛たちを観察していた。
そのあか牛は南草津の「サカエヤ」の新保浩伸さんに手当てしもらい、
再び熊本の「antica locanda MIYAMOTO」に戻ってきたというわけである。
新しく完成した薪の炉
熟成のための冷蔵庫などを見せてもらった。
左が鹿児島の経産牛
右が阿蘇のあか牛
まず経産牛から食べる。
瑞々しい。
旨みをたたえた液体が弾ける。
口の中でゆっくりとその液体が動きだすように感じる。
歯切れの良さも格別である。
いやあ、新たな驚きを味わうのであった。
続いてあか牛。
まず表面はサクッとした歯ごたえ。
肌理の細かさと、香りを楽しむ。
味わいは懐かしさと同時のあか牛のポテンシャルを感じる。
これはエライ味わいに出会ったという印象を覚える。
宮本さんが同じあか牛でも
焼き方をすこし変えたものを供してくれた。
火の入り具合がかすかに違うが香りがグッと上がってきた。
口の中での滞在時間を長引かせたいと思った。
牛肉を食べる。
これまでも色々な経験を積んできたが、この2種の牛は違っていた。
もちろん、昼間にその牛を見たということも影響はしているだろうが
味覚は正直である。
他の料理については次回に続く。
「antica locanda MIYAMOTO」
熊本市中央区新屋敷1-9-15 濫觴ビル102
096-342-4469
投稿者 geode : 10:00