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2021年08月31日
「Cantina Rossi(カンティーナロッシ)」 京都・出町柳・イタリア料理
現在発売中の「あまから手帖9月号」の特集はイタリア料理である。
それもオールディーズ。
その中に掲載されている「カンティーナロッシ」の子羊のカツレツを見て
無性に、その料理が食べたくなった。
住宅街にひっそり、という様子である。
まさに知人のリビングで楽しく食事をという感じだ。
前菜の盛り合わせ
タコがいる、生ハムが主張する、オムレツ、ペースト、
野菜などが楽しそうに身を寄せているように思う。
最近、このような前菜に出会うことが少なくなってきた。
どこかに安心感と郷愁を呼び起こす。
パスタは2種とした。
スパゲッティ 椎茸のレモン風味
やや太めのスパゲッティは食感がたおやか。
椎茸の弾力ある歯ごたえから液体が溢れる。
レモンの酸味が加わることで、その旨みが倍加する。
豊かさを感じる一品。
“ケイパーとアーモンド”ペーストのスパゲッティ
アーモンドの風味が印象的である。
むっくりしたパスタが、その濃密なソースに拮抗する。
そして麗しい調和を迎える。
生ハム、モッツァレラ、トマトをのせた仔牛のカツレツ
イタリア料理の王道である。
この組み合わせは見事の一言に尽きる。
カツレツの醍醐味を味わう。
デザートはティラミス
ホッとする。
変わること、変わらないこと。
それをしっかり見極めた料理という感じがする。
時折、リラックスして食べたい料理である。
「Cantina Rossi(カンティーナロッシ)」
京都市左京区吉田泉殿町57-1
075-751-6422
投稿者 geode : 10:00