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2021年10月11日
「villa della pace(ヴィラ・デラ・パーチェ)」 石川・七尾・オーベルジュ
今年の初夏に続き2度目の訪問。
ファンタジーの世界である。
金沢駅からレンターカーで七尾に向かう。
約1時間半で「ヴィラ・デラ・パーチェ」に到着する。
同行のシェフが「わぁ、この風景からご馳走ですね」と興奮気味だ。
全くの同感である。
秋の日差しを感じながら食事が始まる。
蕎麦がき
「エンジンがかかります」とサービスの声。
キノコの端材などを使ったスープに蕎麦がき。
カタクリをまぶし一旦あげる。
青柚子の香りもきいている。
まさにエンジンがかかる。
アミューズ3種
青シソのメレンゲ アンチョビバター
ジャガイモのタルト ブラッタチーズ
玄米のぽん菓子 トマトに七面鳥などソース
すでにこの時点でうっとり感が漂う。
アオリイカ 背脂
3日寝かしたアオリイカに背脂
白い二つの食材は、まるで寄り添うように調和を保つ。
海と山の麗しき出会いだ。
マコモダケ
アルミ箔で包みロースト
パプリカを使ったかんずりのようなピリ辛ソース
このバランスが素敵でマコモダケが甘い。
タリアテッレ 天然キノコ
キノコの風味がインパクトありの味わい
わずかないしりをプラスすることで、香りの変化と奥行きが生まれる。
ラザーニャ 栗
中には能登栗 イノシシなどが入る。
ラザーニャの濃厚なソースにも負けない栗の存在。
この季節ならではのラザーニャとなった。
バルサミコで風味をつけたクレソン。
畑
能登島の畑でその時に収穫した野菜を盛り込む。
約30種。塩とオリーブオイル。
酢漬けなど調理法は多彩。
視覚に訴える力の強さと味わいが均衡を保つ。
鰆 緑茄子
鰆は一週間寝かす。
緑茄子は揚げだしでビンコットやビーツ
酸味と甘味とコクが鰆と拮抗する。
まさに素材が喜ぶ出会い。
自然豚 南爪 コウタケ
豚は火入れすることで味わいが重層化する。
その典型だと思う。肩ロースは炭火で。
この豚料理はリピートしたいと感じた。
サルナシ ヨーグルト
密度の濃い甘味にヨーグルトの酸味とオリーブオイルの香り。
無花果 黒胡麻
茶の香りのシロップでマリネした無花果
胡麻ペーストの入った白玉団子
オリジナリティが嬉しい。
ミニャルディーズはサプライズ
なんとも嬉しい演出
またまた気分が高揚する。
また季節が変われば是非とも伺いたい。
「villa della pace」
七尾市中島町塩津乙は部26-1
0767-88-9017
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投稿者 geode : 10:00