門上武司のおいしいコラム

2021年11月02日

フランス料理を食べたいと思うことが多い。
そのきっかけとなったレストランが「レフアオキ」。

パリと時差のない料理という印象を受けた。
懐かしいような、そして現在の息遣いを感じる料理である。

栗とセロリのスープ

甘さとほろ苦さがうまいバランス。
秋を実感する。

田舎風鶏のテリーヌ　キノコのマリネと季節の野菜

このテリーヌの味わい。
鶏が持つ旨みと脂分をきれいに生かした仕上がり。

テリーヌに仕立てることで、鶏の個性を引き出す。
しみじみとうまいと感じる。
このような料理を食べるとフランス料理の実力と世界観を満喫する。

北海道　放牧豚のブレゼ　ちりめんキャベツの軽い煮込み

ちりめんキャベツを火入れすることで甘さを引き出す。
豚の味わいに勢いを感じる。

ボリュームもしっかりで食べ応えあり。
ボリュームも料理には大事ということを考える。
豚肉の味が迫ってくる。

デザートは
柿のフィヤンティーヌ　ヨーグルトシャーベット

ややモダンな様相を感じる。
柿という季節の果実が歌っているようだ。

エスプレッソも見事であった。

二回ランチを食べたので次回はディナーに出かけたい。

「LES FRÈRES AOKI（レフアオキ）」
東京都中央区銀座3-12-6-1F
090-2101-3959

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