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2022年03月22日

「中國菜 四川 雲蓉」 東京・吉祥寺・中国料理

噂には聞いていた東京・吉祥寺の「中國菜 四川 雲蓉」。
初めての訪問である。
献立の文字がことのほか美しい。
主人の北村和人さんは見るからに食いしん坊な感じがする。

まずは前菜が6種類並ぶ
吉林省延喜式羊肉串

特級クラゲの赤酢和え

ジビーフ四川伝統パリパリ揚げ
ピータンと蒸し茄子の擂り鉢和え

筋子の紹興酒浸け
四川名物よだれ鶏
スパイシーな風味と羊肉の出会い
クラゲとトマトの酸味
ジビーフは味わい濃密
パータンのコクが生きる
筋子が新たな命をもらう
よだれ鶏の新派

この世界観に舌から胃袋までが素直に喜び感銘を受ける。

 

厚岸牡蠣発酵唐辛子甘酢ソース

このソースの存在感は辛味と甘味、酸味が一体となる。
それに負けない牡蠣の強い味わい
牡蠣の質と味わいを理解できての一品

 

愛農ポークスペアリブの揚げにんにく炒め

愛農ポークが持つ骨太な味ににんにくが優しく寄り添う
豚肉の甘味が神わい浮き出てくる。

 

黄芯白菜の四川清湯蒸し煮

ホッと一息つくような優しい味わい
白菜の滋味がこれほどかと思ってしまう。

 

ほうき鶏のふわふわ炒め

これはあまりにも鮮烈であった。
白菜の後に供される
卵白の料理かと思うと、舌を刺激するうま味はまさにほうき鶏。
鶏が持つ味わいがじんわりやってくる。
しかし、ほうき鶏と言われないとわからないかもしれない、すごい一皿。

 

スッポンと里芋の火鍋煮

スッポンのコラーゲンが里芋を柔らかく包み込む。
パンチはあるがスッキリ。

 

ジビーフと愛農ポークと鱈白子の本場四川の麻婆豆腐とご飯

締めを飾るにふさわしい。
食材の質を極めた料理であり、四川の象徴でもある。

 

中国茶と甜品

ここでスッキリ。

 

 

初めて伺ったが、その凄みに感動を覚え、次回が早くくることを願っていた。

 

 

「中國菜 四川 雲蓉」
東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目14-1
0422-27-5988

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

 ★ 【新着】和田有史(立命館大学食マネジメント学部教授)

https://youtu.be/QkyHq9tKuNc

辻 邦浩(音響空間デザイナー)

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輿水精一(サントリー 名誉チーフブレンダー)

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新保吉伸(精肉店サカエヤ)

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赤井勝(花人/かじん)

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梶高明(梶古美術)

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中川政七(株式会社中川政七商店代表取締役会長)

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村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)

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 ======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00