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2022年04月14日
「京、静華」京都・岡崎・中国料理
いつ訪れても安定感がある。
どんな料理が出てくるのだろうと想像たくましくするのだが、食後は安心と満足感に満ち溢れている。
稀有な料理店でもある。
塚原の朝ほりの筍にはウスイエンドウのピュレ
まさに春の到来を告げる一品。
小さな一皿だが、期待は膨らむ。
白アスパラガスはお粥の中で火入れ
熱さがかなり残っている。
お粥の柔らかな甘味とアスパラガスの香りの一体。
剣先イカは包丁目がきれいに入る。
軽く紹興酒を入れた湯でさっと湯引き。
ネギと生姜のソース。
柑橘類の香りも生きる。
叉焼(岐阜のゴーバルポーク)
にはピリッと辛い白菜。
叉焼の程よい甘味が上品である。
サヨリ クラゲ 大根など
中国風サラダ
これはこちらの定番だが、器も含めいつも姿が異なる。
春巻き
ホタルイカ、マジャグリ(吉田牧場のチーズ)、海老
麻辣ソルベ
春巻きを一口 続いてソルベ
このリズムが生み出す醍醐味
一口目は山菜のほろ苦さ
マジャグリのコク 海老のプリプリ感
明石鯛
スープで軽く火入れ
鯛が1ランクジャンプしたようだ。
但馬牛 グリーンアスパラガス
ビジュアル的には麗しい
甜麺醤が敷いてある。
丸めて食べる。
熟成した牛肉と香りが鮮烈。
アスパラガスの存在は大きい
甘鯛の甘酢あんかけ
ふんわりした甘鯛の食感と甘酸っぱいあん
この融合が微笑みを呼ぶ。
竹の子 アワビ 金華ハム
これは上海料理の定番のようだ。
塩漬けの豚肉と竹の子の組み合わせ
これは優しいが舌を興奮させる。
空豆と唐墨の炒飯
春の香りと味わい。
担々麺
辛味と旨味のバランスが素敵
杏仁豆腐
これはここでしか味わえない食感
桜の塩漬け入りごま団子
ピスタチオのかりんとう
サンザシのゼリー
食べている時間がゆったりと流れ
夢心地である。
本当に穏やかに楽しい食事であった。
「京、静華」
京都市左京区 岡崎円勝寺町36-3 2F
075-752-8521
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投稿者 geode : 10:00