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2022年05月12日
「TACUBO」 東京・代官山・イタリア料理
最近ドルチェの店も開店させ絶好調のイタリア料理店「TACUBO」
初めての訪問。個室での食事となった。
サービス陣の温かでスマートな動きが見事である。
いきなりピントが甘いですが
オリーブは身体を覚醒させる。
木更津 竹島さんのチーズ
水牛のモッツレラ トマトの裏ごしとの組み合わせ
岡山Ever Green オリーブオイル
これは勢いがつく。
浙江省産 キャビア 富山産 白海老
冷製カッペリーニ キャビアと白海老で数段ステップアップ
見事な相性だと思う。
岩手佐々木さんの牡蠣 フランボワーズビネガー
手のひらサイズの大きな牡蠣
ミルキーな味わいにビネガーが加わることで素敵な対比効果が生まれる。
高知北山さんの馬肉 蕗の薹
馬肉は軽やかであり、そこにメープルシロップやマヨネーズがプラされ
ビーツのフリット クルトン、蕗の薹などのアクセントが馬肉を立体的な味わいに仕立てる。
ロワール産白アスパラガス フォンドータ
フォンドータはフォンデュ つまりチーズの働きが大きい。
アスパラガスは焦がしバターの風味をまとい、新たな世界を感じる。
愛知産大浅利 埼玉田下さんの菜の花
パスタはオレキエッティ
浅利と菜の花 季節の賜物が揃う
旬を感じる一品
シストロン産 子羊 淡路産新玉ねぎ
これは手づかみで食べてください、とのこと。
がっつりかぶりつく。
最初に豊潤な脂身の甘さが広がり、そこから味わいが深まってゆく。
これぞ子羊だと感銘を受ける。
新玉ねぎの甘味も良きアクセント。
淡路黒田産のレタス バジリコ
これも手で食べる
素敵なプレゼンテーションである。
岡山波夛さんのタリアテッレ 〆ボロネーゼ
波夛さんは富士麺ズ工房のこと
そのタリアテッレを使い 筍入りのボロネーゼ
日本人の好みを知り尽くした〆 見事である。
愛媛田中さんのブラッドオレンジ 生姜
オレンジの香りと甘味に生姜も風味
うっとりである。
木次パスチャライズ牛乳 ピスタチオ
香りとコクのアイスクリームにピスタチオ
憎い仕上げだ。
コーヒーと焼きたてフィナンシェ
食べ手の気持ちをがっつり掴んだコース仕立て
シェフの田窪大祐さんが料理人の眼と食べ手の眼をしっかり持っている
次回はカウンターで火入れの様子を眺めながら食べたいと感じた。
「TACUBO」
東京都渋谷区恵比寿西2-13-16 ラングス代官山 1F
03-6455-3822
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
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村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)
https://www.youtube.com/watch?v=fGYHD18jz60
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00