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2022年05月19日
「洋食堂 すずき」 京都・堀川御池西・洋食
この二枚のメニューから店主の思いがしっかり伝わってくる。
衣である。
そこに肉、魚、牛、野菜。
衣があるから全て揚げ物ということ。
もちろん一品メニューも、魅力的だが、主軸は衣。
つまり揚げ物の店なのである。
スタートはアスパラガスの冷製ポタージュから。
香りが春から初夏へ。
季節感は大切。
アジフライ
でかい。そのサイズに負けない。がっつり味。
この季節のタルタルは壬生菜入り。
このあたりの気遣いは嬉しい。
カサゴのフライ
カサゴが大当たり。
味の濃厚なこと、香りが芳醇なこと。
筍のフライ
下味がきちんと入っている。
うま味とほろ苦さの心地の良い出会い。
コロッケ
豚肉、玉ねぎ、じゃがいも。
出汁で味をつけてある。
これは上等な感じを受ける。
豚ミンチカツ
これは丹波栗きん豚を使う。
玉ねぎのサイズからくる存在感が特徴。
ほうれん草と自家製ハムのクリームコロッケ
ほうれん草のクリームグラタンのような趣。
洋食屋ならではの仕事である。
アオリイカ
これは歯を入れるとぐんにゃりとなり甘味がやってくる。
ハモフライ
これはウスターソースとの相性がぴったり。
京都牛のビフカツ玉ねぎ出汁スタイル
玉ねぎの出汁につけて食べる。
不思議な出会いだが、いい塩梅とはこのことかと思う。
もちろん、ウスターソースでも十分うまい。
タンカツ
豚のタンを出汁で４時間ほど味を含ませたタン。
うま味が弾ける一品。
鯖寿司
筍ご飯
締めはわらび餅
食いしん坊には嬉しい、ありがたい晩ごはんである。
「洋食堂 すずき」
京都府京都市中京区俵屋町207
075-823-2286
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投稿者 geode : 10:00
