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2022年09月13日
「むろい」 京都・鷹ヶ峰・日本料理
京都北山通りより北、鷹ヶ峰にある日本料理店「むろい」。
初めての訪問である。
なんと目の前が、京都の伝統野菜の生産者樋口さん。
おまけに「むろい」は樋口さんの母屋を借り、料理店を営んでいるのだ。
久しぶりに樋口さんにも対面でき、偶然のこととはいえ嬉しい瞬間であった。
最初は
黒蜜のお菓子
琥珀羹
お茶で始まる 気分が一気に変わる
筋子の蒸し寿司 ムカゴ 新銀杏
栗と菊
9月9日の前日 重陽の節句にちなんだ献立である。
麗しい器に入った八寸
ほうずき トマト2種
焼き茄子 自家製柚子胡椒
エゴマの葉 鮑にその肝 さつまいも ごぼう じゃがいも 白味噌など細やかな仕事に触れ、日本料理の世界観を感じる
カツオは藁で燻す
香りも独自の味わい
四角豆 夏ミョウガ
ちり酢は大根、鷹の爪、柚子、濃口醤油など
削りたてのマグロ節
椀物は甘鯛の若狭焼き
赤ズイキ 栃餅 鷹ヶ峰唐辛子 ミズ
一口目のスキッとした味わいはマグロ節の役割
椀種と混じり味に変化が生まれる
造りはマグロとケンサキイカ
イカの甘味も鮮烈
香茸、わさび、マクワウリ
香茸が印象的であった。
雲丹醤油 ごま油と塩
ケンサキイカのげそとニガウリの和え物
口の中をフラットにする
子持ち鮎の塩焼き
ふんわりと見事な焼き上がり
黒米でカラスミを挟むカラスミ餅
赤と緑の万願寺唐辛子など
バラエティに富む一皿
口直しに
スイカと青シソのシャーベット
バターナッツのピュレを昆布出汁でとく
そこにエビとオクラとエビの頭が入る
気持ちを変える一品
新レンコン餅にキノコ
毛ガニに生姜あん
ご飯へのバトンとなる
新生姜ご飯
薄揚げもいい仕事
二膳目はおこげをいただく
宇治金時
これが秀逸
桃のゼリー
ナシ カキ
フジミドリ シャインマスカット
主人は海外での経験も豊富なので、その遊び心を感じる
楽しい料理であった。
「むろい」
京都府京都市北区鷹峯黒門町 6
075-491-7755
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投稿者 geode : 10:00