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2022年12月02日

「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理

「なんか吹っ切れたように思うのです。イタリアや京都という枠を取り払ったところでの料理です」とオーナーシェフの坂本健さん。
京都でイタリア料理を作る意味などを考え抜いた坂本さん。
これまでとは異なるベクトルを持った料理人などとの交流を重ねた中で、確実に新たな世界が見えてきたように感じる。
知性と洗練、という言葉が坂本さんの料理を食べ、浮かんだ。

 

7種のハーブがか入った温かなお茶から始まる。

気温が下がり、胃袋にも優しい始まりである。

 

ペルシュウ

このチーズとの相性の良さは格別。
これで一気にチェンチの世界に没入である。

 

自家製キャビア 赤蝦夷松

パンには栗のリーオーレ 吉田牧場のチーズ
そしてキャビア。このコクと塩分は絶妙だ。
コンソメを添える。

 

柿 小蕪 カワハギ 柚子

まさにカワハギのカルパッチョの印象
柿や小蕪、柚子の風味がたまらない。

 

白菜 根パセリ 雲子

雲子のフリット 鮎の魚醤 黒麹など
発酵の力も借りる。

 

すぐき 聖護院大根 今帰仁アグー

これは傑作である。
スープにはアグーのラビオリ
鶏と豆乳のスープ
オリーブオイルの働きも大

 

海老芋 九条葱 荏胡麻

海老芋のフリット 九条葱と原木椎茸のマリアージュ
これも食べるのが楽しくなる。

 

洋梨 仔鳩 完熟山椒

仔鳩の火入れが独特。
首の皮を一枚残し、それで胸肉を包み込むようにした低温で火入れ。
しっとりした味わいには感動を覚える。

 

聖護院蕪 海苔 からすみ タリオリーニ

海苔の香りが舞う。
カラスミのうま味が秀逸。

 

栗のティラミス

コーヒーゼリー マスカルポーネチーズ
丹波の栗。

 

苺 ミント

紅白の苺を使う。酵素を生かした発砲のお菓子。

 

りんごと放牧乳

この立体的な感覚に驚きを覚える。

 

エスプレッソ

 

ハーブティー

 

 

素晴らしき組み立てであった。

 

 

「チェンチ」
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
075-708-5307

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

 ★ 【新着】和田有史(立命館大学食マネジメント学部教授)

https://youtu.be/QkyHq9tKuNc

辻 邦浩(音響空間デザイナー)

https://youtu.be/fxhUtkse7Jo

輿水精一(サントリー 名誉チーフブレンダー)

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新保吉伸(精肉店サカエヤ)

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赤井勝(花人/かじん)

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梶高明(梶古美術)

https://www.youtube.com/watch?v=g5ZkyjBEYBw

中川政七(株式会社中川政七商店代表取締役会長)

https://www.youtube.com/watch?v=AREXu4uDjgc

村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)

https://www.youtube.com/watch?v=fGYHD18jz60

 
 ======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00