« 「アグリスケープ」 札幌・小別沢・フランス料理 | メイン | 「しなと み」京都・河原町丸太町・日本料理 »
2022年12月19日
「瞬」 静岡・有永・鰻料理
今年で一旦、静岡での営業を休止し、来年は京都の割烹で修業をするとのこと。すごい決断だと思う。
カウンターに7人男性が並ぶ。
まずこの鰻の各部位を見るとテンションはいやでも上がる。
じつは吉田牧場のブラウンスイスも用意されていた。
カウンターには吉田全作さん・原野さん親子も同席である。
一品目 エリ焼きの飯蒸し
なんと蓋をあけるとキャビア
ご飯は発芽玄米、それキャビアの相性が見事。
エリ焼きがこんなスタイルで登場するとは。
二品目 ムカゴ
鰻の骨煎餅、煮こごり
この三位一体を考えるわざと発想。
三品目
尾びれの海苔巻き
尾びれは甘辛く味付け
海苔の風味と相まってインパクトのある一品。
四品目 肝焼き
椎茸と肝の出会い
これは季節ものだ。
秋から初冬が旬の食材。
五品目 マグロ
マグロの焼き霜に吉田牧場のモッツァレラ
わずかにホエーも加わり バランスを保ち楽しむ。
六品目 百合根
椀物は百合根の白味噌仕立て
百合根の甘さは格別 2種の甘味が同居する。
七品目 鰻巻き
熱々巻きたて 出汁と鰻が混じる瞬間
これは白ご飯が欲しくなるが我慢。
八品目 白焼き
サクッと歯が入った途端に香りが広がる。
柔らかながらも印象に残る甘味は素材と技の賜物
九品目 ブラウンスイス
この焼き具合がジャストである。
歯ごたえ、肉の旨味の閉じ込め方
味わいの凄み。
生産者と手当てをする人たちに笑みがこぼれる。
十品目 蒲焼
これはご飯必至の一品。
ご飯、たれ、鰻の渾然一体となる味わい。
鰻を食べる一つの頂点かもしれない。
十一品目 ぜんざい
甘味が上品である。
十二品目 ソフトクリーム
定番である。ほっとするのだ。
めくるめく体験であった。
1年間はお預け、再来年が楽しみである。
「瞬」
静岡市葵区有永260-1
054-294-7178
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
★ 【新着】和田有史(立命館大学食マネジメント学部教授)
辻 邦浩(音響空間デザイナー)
輿水精一(サントリー 名誉チーフブレンダー)
新保吉伸(精肉店サカエヤ)
赤井勝(花人/かじん)
https://www.youtube.com/watch?v=VlSdDts_cMU
梶高明(梶古美術)
https://www.youtube.com/watch?v=g5ZkyjBEYBw
中川政七(株式会社中川政七商店代表取締役会長)
https://www.youtube.com/watch?v=AREXu4uDjgc
村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)
https://www.youtube.com/watch?v=fGYHD18jz60
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00