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2023年01月26日
「いか里」 大阪・北新地・日本料理
大阪北新地の料亭「いか里」
もう料亭という存在が大阪では稀有という時代である。
これから新たなプロジェクトを進める仲間と会食。
カウンターにはすでに二人常連と思しき年配の男性と女性。
まさにこのような料亭を支えてきた感じのお客さんである。
新春を寿ぐ前菜である。
この時期に「いか里」を訪れたことがなかったので、少し意外な感覚を覚える。
印象としては、こちらにサプライズを思わせる料理が供されることが多かった。
しかし、食べてみると味の構成がじつにしっかりしていて、感動を覚える。
このような基本があり、そこから飛翔する力を持った料理人だと感じた。
サワラのきずし。
これはサワラの脂の乗り具合と酢のバランスが球体を描くような味わい。
なますというべきだろうか。
なまこ
酢の物 酸味の塩梅が柔らかい。
白味噌のお椀
椀種は鴨団子 これはかなり濃い味である。
鴨のややワイルドな味わいに出汁も味噌も負けないパワー
これは大阪の味わいだ。
造り
マグロ、ヒラメ、シマアジ
画像なし
十八番のフカヒレである。
姿が美しい。フカヒレに含ませた味の濃度。
ご主人がずっと試行錯誤を繰り返し作り続けた料理である。
満足感が高い一品。
焼き物はふぐ
ふぐの白子とふぐの身
昆布の器に入り、その出汁の味もきいている。
高揚感を覚える。
鴨のロース
しっとりした味わい、鴨の身の肌理の細かさが印象に残る。
以前とは付け合わせやソースがソフトになった感じだ。
締めが鰻丼がであった。
そうなのだ、だから鴨の味わいが優しかったのだと理解する。
このメリハリのつけ方がうまいなと思う。
デザートは
ラフランス
ミルクアイス
さっぱりして終了である。
「いか里」
大阪市北区曽根崎新地1-6-12
06-6341-0741
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投稿者 geode : 10:00