門上武司のおいしいコラム

2023年02月15日

名古屋駅から名鉄バスに揺られ関市に向かう。
ちょうどバス停の前にある蕎麦屋「助六」
結構昔から訪れている蕎麦屋。
ご主人の小林明さんご夫婦の素敵な笑顔も嬉しい。

前菜

にしん、むかごの味噌和え、とろろ
これは清酒を呼ぶ味わい
麺前の酒という言葉がよぎる。

蕎麦屋の卵焼き

口当たりが思いの外、ふんわり。
出汁の味わいがすごく優しいあたり。

円空なた切り

粗挽きの超太打ち蕎麦

この蕎麦は喉越しではなく、噛むことによって甘味や風味が生まれる。
これは他の店では味わえない。
「助六」を象徴する献立でもある。

ざる

蕎麦の色合いが緑がかっている。
これぞ喉こしの香りを楽しむ。
手繰る、すするということを知る。

田舎

これは粗挽き蕎麦。
香りが重いという感じを受ける。
ずしっと舌を包むような味わい。

釜揚げ蕎麦

熱い湯の中に蕎麦が踊る
なのに食感はしっかりしている。
つゆにつけて楽しむ。
つゆの香りとぴったり。かすかな柚子の香りも効果的
揚げ玉などをプラスするとつゆにコクが生まれたりする。

締めはそばがきぜんざい。

これが上品な味わいで、蕎麦の世界を堪能する。

「助六」
岐阜県関市本町8丁目27
0575-22-2526

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