« 「イノダコーヒ本店」 京都・三条堺町・コーヒー | メイン | 「Le Passage Pour2(ル・パッサージュ・プールドゥ)」 神戸・中山手・フランス料理 »
2023年05月26日
「成生」 静岡・葵区・天ぷら
天ぷら「成生」の進化が著しい。
それは焼津の「サスエ前田魚店」から届く魚の状態が変わったことも大きな要因である。
「毎日魚の状態が変わるので、こちらも変わらざるを得ません」と志村さん。
調理状況を見ていると打ち粉をしない食材が増えている。
油の温度調整も変わった。
一つひとつの食材に合わせて
これほど技を凝らす天ぷらは他にないのではなかろうか。
天ぷらという料理を常に考え、食材と向き合う姿勢は見事としか言いようがない。
ある日の天ぷら
クエの出汁から始まる
磯を感じる味わい。
サワラ
身の締まり具合 きめの細かさ。
みる貝と伊勢海老
油を通すことで表情が変わる。
アスパラガスの雄大なこと
太刀魚の身の綺麗なこと
以前は大葉をかませ揚げていた。
打ち粉もせずに衣をつけあげる。
身のふくれ加減に驚くというか
食材の状態の変化にここまで対応できるのか。
アスパラガスはまず穂先から
青々しい香りに魅了される。
軸の部分は柔らかさと甘味。
一本のアスパラガスが調理でこれほど変わる。
ごぼう
野性の香りがする。
定置網のイワシは光輝いている。
ポテンシャルの高さに驚愕。
アオリイカ
ゆっくり歯を入れると、まるで羊羹のような歯触りから甘味。
豆あじ
海鮎
これを同時に味わう贅沢。
椎茸
瑞々しさが半端ではない。
赤甘鯛
濃厚さを感じる。
あじの天ぷら
この艶かしさが秀逸。
サラダで若干一休み
ご存知タマネギ
甘味が行き届く。
さつまいも
皮の香ばしさがたまらない。
海鰻
数分で調理し、ふんわり感がでる。
天ぷらならでは、いや成生の志村さんだからの技だ。
小アジ
余韻が残る。
天丼
ガッツリである。
隣室でお茶とお菓子
ミルクのアイス
なんとも豊かであり
料理の無限の可能性を大いに感じる。
「成生」
静岡県静岡市葵区丸山町12-2
054-295-7791
【NEW】
Web連載「あまから手帖online」=====
大阪・淀屋橋『ルポンドシエル』が新スタイルでオープン!
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
【新着】
森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube
兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube
堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube
西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00