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2023年10月06日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

メニューには「季節と記憶の料理」と書かれている。
ここで食べるたびに、この言葉への理解が深まってゆく。
この日は秋を感じさせるのが主題。

焦げた匂い、それは里山で落ち葉を燃やす風景から。
日本の原風景のような趣きをイメージしているとのこと。

 

テーブルにはメモやスマートフォンなどを置くトレイがある。

 

筋子のフラン

うっすらと火の入った感覚
フランのトロッとした食感が微妙に交差。
柑橘を思わせる香りも秀逸。

 

気泡をたくさん含ませた栗のパン

リコッタチーズの役割は大きいと感じた。
このパンの進化も見てとれる。

 

ワタリガニと茶豆

周りのサクッとした感じ
茶豆の風味
蟹味噌とトマトの融合など
いくつものアイテムが揃いながらもまとまりのある一品。

 

鯛とウイキョウ

皮で包み込むように食べる。
フィンガーライムの心地の良い刺激。
鯛の使い方に驚く。

 

玄米 ノドグロ ベルガモット

玄米のリゾット ノドグロの軽やかな脂分が生きる。
おかわりをしたくなる。

 

子持ち鮎 へベス

鮎はコンフィ このサイズはこの調理法がいいとのこと。
やはり姿をそのまま見せることに意味を感じる。
へベスという酸味も素敵。

 

焼きナスのスパゲットーニ

スパゲットーニの太い食感がり成り立つ。
ナスの風味と噛み心地ち
それと呼応するスパゲットーニ。

 

サワラ 菊の花のソース

サワラの火入れはご覧の通り 見事。
ソースはサフランと菊
温度の重要さを感じる一皿。

 

匹見のワサビのパスタ

定番となるパスタ。
口中がすっきり。

 

仔羊 万願寺トウガラシ

仔羊は骨付きで調理
火入れの技術の高さを感じる。
うま味の液体がしっかり残っている。
万願寺トウガラシの刺激も仔羊を後押し。

 

温かいゼリー 紅茶のキューバリブレ
ラムコークのカクテル
黒無花果 フィンガーライム ミントのグラニテ

 

栗のプリン ラム酒風味のコーヒーゼリー

この季節ならではの味わい。

 

エスプレッソ

 

ハーブティー

 

 

オーナー藤原さんの世界観が明確になってゆく。

 

 

「Fujiya1935」
大阪市中央区鎗屋町2-4-14
06-6941-2483

 

 

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投稿者 geode : 10:00